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物 狂 い |
土屋隆夫 |
2006/9/20 |
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新幹線は止まるとはいえ、まだまだ長閑(のどか)な長野の田舎町で事件は起こった。市役所の女性職員が何者かに襲われ血を吸われる。しかも彼女は幽霊に襲われたと証言。一帯は幽霊騒ぎに沸き立つ。その余韻も冷めやらぬ折り、第二の幽霊事件が。そして、第三の幽霊事件は人妻殺人事件にまで発展する。不可思議な現象の裏に巧まれた完全犯罪。巨星が描く〈本格推理〉の傑作! |
価格:700円(税込 735円) |
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聖 悪 女(せいあくじょ) |
土屋隆夫 |
2004/10/20 |
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星川美緒の数奇な運命は、肉体の秘密、三つの乳房を持ったことからはじまった。そこに触れた初恋の男性の事故死を、自分のせいと思いこんだ彼女は、さらなる禍(わざわい)を怖れ、養父母の家を出奔(しゅっぽん)。水商売の世界へ身を投じ、各地を転々とする。しかし、真の「事件」は、再び美緒が出身地・東京へ戻った後に待っていたのだった。日本ミステリー界の重鎮、渾身の傑作長編推理! |
価格:700円(税込 735円) |
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ミレイの囚人 |
土屋隆夫 |
2000/12/20 |
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推理作家・江葉章二は、大学時代に家庭教師をしていた、白河ミレイに、監禁されてしまった。江葉の足には、重りの付いた鎖が……。彼が監禁されているとき一人の新人作家が殺された。現場に残る謎。殺人者はだれだ? 江葉はどうなる? 事件の結末は、恐ろしく、そして悲しい過去に遡る。そこには非道な犯罪に対する底知れぬ怒りがたぎっていた……!! |
価格:600円(税込 630円) |
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華やかな喪服 |
土屋隆夫 |
2000/9/20 |
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北條由紀は、生後四カ月の娘・紗江とともに、男に誘拐されてしまった。由紀は、夫から離婚を迫られていた。理由も言わず、行き先も告げない男の真意は何なのか、恐怖と不安が募る。しかし、男が見せる横顔に由紀の心は次第に変わっていく。男と女の愛、兄と妹の愛、そして殺人事件が絡み合った結末は、それぞれの思いに哀しく彩られていた――。 |
価格:600円(税込 630円) |
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不安な産声 |
土屋隆夫 |
1994/10/20 |
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明和医大教授、久保伸也。地位も名誉もある彼が、なぜ強姦を装って罪のない女性を殺したのか?――捜査の過程で名は挙がるが、アリバイがあり、殺害動機もない。しかし久保は自供したのである。理解を超えた犯行に、担当検事・千草が見た衝撃の事実とは!?……魅力的な謎と斬新なドンデン返し。読後、胸を浸す重厚さ、リアリティ。日本推理小説史上の金字塔。 |
価格:600円(税込 630円) |
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天国は遠すぎる |
土屋隆夫 |
1991/11/20 |
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自殺した若い娘砂上彩子の遺書には、死を誘う歌としてジャーナリズムを賑わせる「天国は遠すぎる」の歌詞が記されていた。翌日、県庁の課長深見浩一が失踪、絞殺体で発見された。深見は土木疑獄の中心人物。容疑はアルプス建設工業社長尾台久四郎に向けられたが、尾台には完璧なアリバイが。この三人を結ぶ線はあるのか? 文学と推理がみごと結合した傑作。 |
価格:400円(税込 420円) |
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死者は訴えない |
土屋隆夫 |
1991/4/20 |
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幼稚園経営の高松信也は、借金をしていた運動具店主殺害の罪により、犯行を否認したまま死刑の判決を受けた。上訴を放棄し、やがて刑務所で病死。しかし被告にはアリバイがあったことが判明した。裁判官はそして……。この「判事よ自らを裁け」など、作家自選の傑作短編を収録。文学的香りと、本格的な謎解きの面白さを、見事に融合させた作品集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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妻に捧げる犯罪 |
土屋隆夫 |
1988/10/20 |
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妻は密通の末に、男と死んでしまった。亡き妻への、やり場のない憎しみを、他人の平和な家庭を乱すことへ振りむけた「わたし」は、夜ごとのいたずら電話にふけるうち、ある夜、殺人を犯した女の声を耳にした。たった数分の電話内容を推理の糸口として、事件の核心に迫るわたし。だがそこに……。本格派の巨匠による意欲力作。 |
価格:400円(税込 420円) |
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盲目の鴉 |
土屋隆夫 |
1984/10/20 |
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評論家・真木英介が、小諸駅頭から消えた。一方、東京世田谷の喫茶店で、劇作家の水戸大助が、「白い鴉」と言い遺して毒殺される。数週間後、千曲川河畔で、真木の小指が入った背広と、「私もあのめくら鴉の」と書いた紙片が見つかった。二つの事件の間を飛び交う、「鴉」の意味とは? 千草検事の推理が冴える傑作長編(ミステリー)! |
価格:600円(税込 630円) |
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影の告発 |
土屋隆夫 |
1986/4/20 |
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不意に、男の体が崩れた。音をたてて、男はそこに転がった。混雑するデパートで起きた殺人事件――。千草検事は早速捜査を開始した。手がかりは現場近くに落ちていた一枚の名刺。……緻密な謎解きと、強烈なロマンチシズム。土屋隆夫が本格推理の名手として、不動の地位を確立した最高傑作! 日本推理作家協会賞受賞作品。 |
価格:600円(税込 630円) |
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午前十時の女 |
土屋隆夫 |
1997/3/20 |
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実話雑誌に載った「人妻ハント体験記」。いきなりその編集部を訪れた男は言った「レポートに登場する、世にも愚かな人妻は、わたしの女房なんだ」。しかしそれは、編集長の完全な作り話だったのだが……。(表題作) 読者は作者が「どんでん返し」を仕掛けていると十二分に承知している。なのに堪能してしまうのが土屋作品だ。推理ファンを必ず満足させる傑作集。 |
価格:600円(税込 630円) |
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深夜の法廷 |
土屋隆夫 |
1996/10/20 |
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夫・秋葉洋平の不倫を目撃した妻・香江は怒りと屈辱を覚え、夫を綿密な完全犯罪計画によって社会から抹殺しようと考えた。この、罪を犯そうとする女性は一見、もろく傷つきやすい風情。しかしその虫も殺さない表情の下には、冷酷なものを秘めていた。――謎解きと独特のロマンティシズム、文学の味、つねにこれらを融合した作品を発表する土屋隆夫謹製の傑作推理小説。 |
価格:600円(税込 630円) |
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危険な童話 |
土屋隆夫 |
1988/3/20 |
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「ねえ だれか わたしと遊ばない?」あるばん お月さまが お星様たちに 話しかけました……幻想的な童話と血腥い殺人。被害者は傷害致死で服役し、仮釈放されたばかりだった。人生の再出発を誓う彼が訪れた、従姉妹のピアノ教師の家。しかしここには何者かの冷酷な殺意が待ち受けていた。日本推理小説史上屈指の名作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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ねじれた部屋 |
土屋隆夫 |
1995/6/20 |
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画家・泉弘人が、妻・道江の後を追って自殺!? 劇薬を服み、〈完全な密室〉で死んでいた泉の側には、奇妙な構図の絶筆が遺されていた! 妻の遺言をモチーフとしたその絵に、どんな意味が……。姪の湯本智子が謎に迫る!(「『罪ふかき死』の構図」) 短編推理の楽しさを「結末の意外性! フィルムの陰画(ネガ)が、一転して陽画(ポジ)に変わる瞬間にも似た驚き」と語る著者の珠玉集。 |
価格:700円(税込 735円) |
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媚薬の旅 |
土屋隆夫 |
1996/1/20 |
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少年少女がつぎつぎに自殺する。しかし、その動機が判明しなかった。彼らはなぜ死を選ぶのか?……それを解き明かしたのは芥川龍之介だった。(「芥川龍之介の推理」)――「人間が生み出す謎を、心理学者や精神科医とは違う、推理作家の目で、人間の心の深奥にひそむ隠された謎を探り、それを推理小説の手法で解明する。……」と語る著者の、短編、珠玉の作品集。 |
価格:700円(税込 735円) |
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寒い夫婦 |
土屋隆夫 |
1995/2/20 |
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動機を簡単に説明することはできないが、おれは、妻を殺害しようと決意した。――大学での出世のため、教授の姪を妻にした大学講師は、完全犯罪を計画したのだが……。(表題作)倒叙推理小説、独創的なトリック、文学的な味わい、詐欺犯罪(コン・ゲーム)小説……推理小説がもつ多彩な楽しみを結晶させた一冊。日本の推理小説界の重鎮・土屋隆夫の魅力が溢れる珠玉の作品集。 |
価格:700円(税込 735円) |
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孤独な殺人者 |
土屋隆夫 |
1994/6/20 |
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著者は『孤独な殺人者』に、こんな創作メモをつけている。「あどけなくて、可憐で、純情そうな少女。その少女のなかにかくされている女の魔性。中年の課長、その少女に惹かれる。サラリーマンの転落の構図」(『推理小説作法』より)――いったい最後にどんな結末が待ち受けているのか? 読者は真相を看破できるのか? 推理小説の楽しみを、縦横無尽に味わえる傑作集。 |
価格:700円(税込 735円) |
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小説離婚学入門 |
土屋隆夫 |
1990/12/20 |
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若い愛人との再婚を望む51歳の男の前に、不思議な人物が出現した。離婚促進協会。男は契約を済ませ料金を支払う。すると、あの尊大な妻が離婚に応じ、甘い生活に酔い痴れることができたのだ。だが……。本格推理小説の巨匠にして現代小説の名手である著者が、小説の面白さ、楽しさ、そして不気味さを存分に味わわせる珠玉集。(『粋理学入門』改題) |
価格:600円(税込 630円) |
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穴 の 牙 |
土屋隆夫 |
1990/2/20 |
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ある日、突然に、われわれの日常生活をおそう不条理な陥穽は、いたるところで、ひそかに牙をといでいる――。妹殺しの犯人に復讐を誓った建設会社員は、精密な殺人設計書に従って実行に着手したが、予期せぬ“穴”に……。さまざまな穴がさまざまな人生の悲喜劇を演出する。推理小説界に新生面を切り開いた、意欲的連作推理小説。 |
価格:700円(税込 735円) |
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天狗の面 |
土屋隆夫 |
1989/6/20 |
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信州の寒村、牛伏村に急速に広まった天狗信仰は、この村を地獄の底に引きずり込むプロローグだった。烈しい太鼓の音と妖しい呪文の無気味な大コーラス。そして奇怪な謎につつまれた三つの連続殺人事件。駐在所の土田巡査は、真相を求めて苦闘を続けた。 宗教と政治の黒い癒着を鋭く衝いた異色の本格推理傑作! |
価格:600円(税込 630円) |
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九十九点の犯罪 |
土屋隆夫 |
1985/3/20 |
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犯人が見落とした、たった一つのミスで、百点のつもりだった完全犯罪の計画が水泡に帰した。では、その見落としとは?――表題作「九十九点の犯罪」をはじめ、本格推理作家の著者が、あなたも、土屋隆夫の推理文学世界に酔いながら、事件を解いて“探偵士”の資格をとってみませんか。 |
価格:500円(税込 525円) |
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赤の組曲 |
土屋隆夫 |
1987/4/20 |
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妻の失踪を告げる旧友の顔は憔悴しきっている。昨年、悪質な轢き逃げで愛児を失ったともいう。深く同情した検事千草泰輔は、友を励まし捜査を引き受けたのだが……。赤いネグリジェ、赤い日記帳、犯人が仕掛けた“赤い謎”。連続殺人に、千草の推理が冴えわたる。 文学作品としても高い評価を受けた、秀逸な本格推理小説。 |
価格:600円(税込 630円) |
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針の誘い |
土屋隆夫 |
1986/10/20 |
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千草(ちぐさ)検事は、路地からとび出した女の、異様な姿に目をひかれた。「いない……ミチルちゃんがいないんです」――誘拐犯から脅迫状が届き、両親が指定の場所に出かけた。だが、身代金を渡しに行った母親が刺殺され、目撃者までいるのに犯人の姿が見えない。 完璧なトリックとサスペンス。見事な構成の傑作本格推理! |
価格:600円(税込 630円) |
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