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女の夜の声 |
富島健夫 |
2002/3/20 |
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隣室から夜な夜な聞こえる、女性の悦(よろこ)ぶ声――。陰気に見える隣りの男性が、妻のいない間に女性を連れこみ、絶頂に導いているらしい。有本(ありもと)は妬(ねた)ましさと羨(うらや)ましさに身もだえしつつ、誘惑に負け、毎夜、壁に耳をあてるのだったが……。用意された意外な結末とは?(表題作) 自分の気持ちと裏腹に猛(たけ)る欲望を、冷静に見つめつづけた著者の珠玉集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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騒ぐ女・静かな女 |
富島健夫 |
2001/1/20 |
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「あしたならいいわ」という返事に、栄一(えいいち)は心底うろたえた。女ともだちの裕子(ゆうこ)がセックスの誘いに応じるなんて、期待すらしていなかったのだ。ただ、裕子は自分が不感症だと告白。それが原因で恋人から別れを告げられた、とも――。なるほどベッドの彼女は、一見「静かな女」のようだったが……(表題作)。“女の真実”は奈辺(なへん)にありや? 瑞々(みずみず)しくて切ない恋愛小説集。 |
価格:400円(税込 420円) |
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好色天使 |
富島健夫 |
2000/11/20 |
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美津が謙次に囁(ささや)いた。「あたし、矢部さんともあるんだよ」。それどころか、全部で4人と交際中だというではないか。あの機能と乱れ方を知ると、男は美津から離れられなくなってしまう。しかも彼女はかぎりなくやさしいのだ。そんな多情な天使が謙次に語る、いっぷう変わった性遍歴とは?(表題作)普遍的な男女の悩みを、透徹(とうてつ)した眼で描いた著者の珠玉集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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三人の秘密 |
富島健夫 |
2000/9/20 |
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(この人、男を欲しがっている)謙三の直感に狂いはなかった。夫・工藤が性的に淡泊だというやす子は、毎日のように謙三の若い体を求めてくる。最初の情事から三月(みつき)、うしろめたさも感じていた謙三に、工藤から衝撃的な申し出があった。ある理由から、妻をどんどん抱いてほしいというのだ(表題作)。女と男の心象が描く美しき細密画。 |
価格:500円(税込 525円) |
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恋か友情か |
富島健夫 |
2000/4/20 |
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高校1年といっても、まだ幼い体つきの千代は、将来、出産できないのではないかと悩んでいた。そのことを相談された強は、思案したすえ、「実験してみようか?」と言った。千代の返事はイエスでもノーでもない。だが、そのときから、幼なじみの二人は、異性として互いを意識しはじめた……。誰もが体験した思春期のセックスを、瑞々(みずみず)しく描いた名作! |
価格:500円(税込 525円) |
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夏の情熱 |
富島健夫 |
1998/9/20 |
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「あの気持ち良さは、これはもう何ともいいようがない」夏休みに帰省した中学生の赤井兵助(ひょうすけ)は、同い年の菊田次郎の初体験談を夜通し聞き、女体への憧れをふくらませた。そんな折り、未亡人・小林キミの美貌に惹かれる兵助は、無知ゆえの大胆な行動に出る……。奔放(ほんぽう)にして臆病(おくびょう)。揺れ動く思春期の少年を描いた、著者流ヰタ・セクスアリスの傑作長編! |
価格:500円(税込 525円) |
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十三歳の実験 |
富島健夫 |
1999/12/20 |
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少女に情事を覗かれている!? 大学生の川岸一生(かわぎしかずお)が口説いた井上のぶ子は、夫と別れ、娘の香夜(かよ)と暮らしながら小料理店を営んでいた。香夜が寝るのを待って交歓を愉しむ二人――だが、少女は行為を見ていたのだ。十三歳の香夜は性に興味を持ち、川岸に抱いてほしいと願う。川岸は本能では惹(ひ)かれつつ理性で抗(あらが)うが……。女と少女の間(あわい)に揺れる性。究極の美少女小説。 |
価格:500円(税込 525円) |
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おんなへの序曲 |
富島健夫 |
1991/10/20 |
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「三人で、寝ましょう」歌子は、恋人の春夫と友だちの照子を誘った。絶頂に到達しない照子に、女の悦(よろこ)びを感じさせようというのだ。「歌子さんに悪い」と、躊躇(ちゅうちょ)する照子の感覚に《おんなへの序曲》は奏(かな)でられるだろうか?(表題作)戯れか愛か――男女の心像を描いてやまない筆者が、多種多様に映してみせる10の幻燈画。妖しさ漂うオリジナル傑作集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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男女の交点 |
富島健夫 |
1991/5/20 |
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愛する男を見つける前に、肉体が成熟してしまう現代女性。友だちの恋人・早川淳に「処女を奪わないまま、最高の境地に到達させてあげる」と誘惑された真野志津子(まのしづこ)も例外ではない。肉体の欲求に抗(あらが)えない彼女は、官能の深みへと溺れていく……。巧みな語り口で織り成される物語――これは、著者から《現代の性》へのメッセージである。大好評「男女シリーズ」完結編! |
価格:500円(税込 525円) |
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男女の接点 |
富島健夫 |
1991/3/20 |
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私は、今まで悦(よろこ)びの世界を知らなかった! 離婚間もない丸山由香は、親友・高見洋子の夫と陶酔の極みに溺れた。驚いたことに、由香に彼を推奨したのは、ほかならぬ洋子自身だった! 二人の痴態を眺めれば、自分も欲情すると洋子は言うが……。奇態としか思えない官能の世界を、そうと知りつつ貪(むさぼ)り尽くす人間の性。好評『男女の原点』に続く、実録的小説! |
価格:500円(税込 525円) |
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男女の原点 |
富島健夫 |
1991/1/20 |
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人は健康なら何歳で性の欲望に燃えても、異常ではないというのが著者の主張。大学生の稔(みのる)は若さの処理を未亡人の伯母に求めた。伯母は世間体を考え、稔を養子にする。だが稔は就職すると、職場のOLに求婚(プロポーズ)。男一人に女二人の奇妙な生活が始まるが、この異常事態がどう解決されるか。著者の見聞した多彩な愛のドラマを活写。 |
価格:500円(税込 525円) |
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天使か女か |
富島健夫 |
1994/8/20 |
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「それであたし、今夜はだれと寝るの?」――現在の恋人・杉山と、以前関係のあった今西。福井県東尋坊(とうじんぼう)の夜、則子(のりこ)は二人のうち、どちらを選ぶか迷っていた。(久しぶりだから、今夜は今西さんと楽しんでみたいわ)と思う則子を、杉山は許してくれるのだが……?〈「北国の夜」〉 惑いながらも、禁忌をこえる男と女。人間の葛藤を鮮やかに描きだす富島文学の珠玉集! |
価格:500円(税込 525円) |
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交歓の宴(下)優しい淫女編 |
富島健夫 |
1993/12/20 |
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恋人を妹に紹介する未亡人の話。女房の発案で、愛人を交えて三人で交歓した男の話……。 福岡へ飛んだ小説家・吉井一誠は、男女の多彩な性愛を見聞し、驚かされた。その夜、年の離れた妻を男に抱かせて楽しむ老人の邸宅におもむいた彼は、貞操を強(し)いられつづけた妖女・タミと一夜をともにするが……。 性は男女の業なのか? 性の極北を見事に描いた長編ロマン。 |
価格:500円(税込 525円) |
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交歓の宴(上)秘密のゆらめき編 |
富島健夫 |
1993/10/20 |
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「こんなのはじめて」と、理江(りえ)が言った。魅力的な女性でありながら、心理的な不感症になっていた人妻・光岡理江が、小説家・吉井に初めて心を開いた。 翌朝、吉井は大阪に向かった。雑誌の取材で、男女のさまざまな交歓の姿を見るためだ。――一人の男を共用する女たち、乱交パーティ、高校生夫婦とのスワッピング……現代の性の不思議を追う、長編ロマン。 |
価格:500円(税込 525円) |
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母の情人(アマン) |
富島健夫 |
1992/7/20 |
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「ね、一回でいいから、貸してくれない?」。三重は冗談まじりに母の佐知子に頼んだ。佐知子の情人・中山と寝てみたい……ふたりの秘め事を垣間見た三重の感想はそれだった。他方、中山も母娘の違いを知りたいという《悪魔的な欲望》が……。(表題作) 著者永遠のモチーフ「若者たちの悩める性」。その多彩な貌を浮き彫りにしながら語られる、美しき神話の数々。 |
価格:600円(税込 630円) |
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好色取材ノート |
富島健夫 |
1986/5/25 |
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フリーの記者・吉井は、女性週刊誌の企画でユニークな性生活を送る男女を取材した。レズビアン、マゾ夫婦、近親相姦の母子などに取材し、彼らの愛欲の姿をさぐった。常識では信じられない愛と欲望の世界が、吉井の前に生々しく現れる。 |
価格:600円(税込 630円) |
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おんなの条件 |
富島健夫 |
1988/2/20 |
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小谷敬子は昼はOL、夜は大学生。明るい彼女に忌まわしい秘密がある。中学時代、遠戚の石崎淳に暴力で犯されたことだ。そのため、現在の恋人花田英昭の胸に素直に飛び込んでいけない。やがて敬子は完全結合がなく、処女であったと証明される。ところが今度は花田に困った噂が……。誰もが苦悩する結婚への道を探る恋愛傑作小説。 |
価格:600円(税込 630円) |
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雌雄の光景 |
富島健夫 |
1987/1/20 |
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弘道は複雑な家庭に育った。父は発明狂で家族には無関心、母はその虚しさを愛人に賭けた。当然破局が訪れ、弘道は母の愛人に引き取られる。父も若い恋人を得て対抗した。こうした環境が弘道の性格に暗い影を落とし、恋人良江を得ても、結婚に至るまで懊悩する。――大胆な性を描く富島世界の根幹ともいえる恋愛傑作小説。 |
価格:600円(税込 630円) |
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人間の部屋 燃ゆる夜の巻 |
富島健夫 |
1986/8/25 |
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「おっ、また始まった」。深井英生は、覗きと盗聴ができる四つの貸し部屋を建て、型(タイプ)の違う性戯を妻の多重子(たえこ)と探究! どの部屋でも性の饗宴は続いた。英生も多重子も、強烈な刺激に自ら悶え、昇天を繰り返す。「性とは何か」を貪欲に追い、富島作品に金字塔を打ち立てた『人間の部屋』の衝撃的な前編。 |
価格:700円(税込 735円) |
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人間の部屋 白き獣の巻 |
富島健夫 |
1986/9/25 |
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四つの貸し部屋を造ることで深井英生の覗きと盗聴の欲望は十分に充たされた。妻の多重子(たえこ)も凄絶な他人の悦楽に痺れる。 しかも英生は大家として、魅惑的な間借り人の美女に接近し多重子を、さらに刺激した。 男女の性的異常性・好奇心を徹底的に観察して、人間の本質に迫る『人間の部屋』の後編。 |
価格:700円(税込 735円) |
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