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影 武 者 |
古川 薫 |
2002/7/20 |
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大永(だいえい)四年。毛利本家を継いだ元就は、三人の重臣を前に異母弟・元綱の陰謀を打ち明けた。陰謀には重臣二人が加担し、背後に尼子氏の影がちらつく。元就は領内巡視の際、元綱誅伐(ちゅうばつ)を決行。謀叛人たちは一網打尽となった。十八年後、尼子氏との戦いで死地に追い込まれた元就を救ったのは意外にも……(表題作)。大国の狭間で苦闘する毛利。戦国武将たちの死生観を活写!(『奇謀の島』改題) |
価格:400円(税込 420円) |
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武田勝頼の正室 |
阿井景子 |
2002/8/20 |
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天正五年、十四歳の咲姫は、甲斐の太守(たいしゅ)武田勝頼に輿(こし)入れした。織田・徳川連合軍に大敗した武田は、甲相同盟の強化を計る。だが、やがて咲姫の兄・北条氏政が、勝頼との同盟を反古(ほご)にし、織田と同盟を結んだ。木曾義昌の謀叛、さらには武田一門筆頭の穴山梅雪の逆心と、名門武田氏は滅びの道を辿るが……。悲運の武将・武田勝頼を敬愛し、殉じた女の生涯を活写!(『涙、らんかんたり』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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蘭剣 からくり乱し |
菊地秀行 |
2003/4/20 |
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蘭剣――謎のからくり師。背負う鎧櫃(よろいびつ)から取り出す人形は、彼によって魔幻の命を与えられ、美女や剣豪に変化(へんげ)する。さらには、旅で出会った人々の「想い」を叶えてやるために、愛(いと)しい人や懐かしい人にまで。しかし、その妖術は、人が自覚していない「本当の想い」まで引き出し、思いがけぬ哀しい事件を……。刺客(しかく)たちの襲撃をかわしながら旅を続ける蘭剣の正体は!? |
価格:400円(税込 420円) |
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真説 忠臣蔵 |
森村誠一 |
1984/10/20 |
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「忠臣蔵」は日本人のロマンの原点であり、国民ロマンと呼んでもよい。過去夥しい忠臣蔵が描かれてきながら作家の創作意欲をいまだにそそりつづけて止まない。古色蒼然(こしょくそうぜん)たるはずのストーリーがいまもって新鮮なのは汲めども尽きぬロマンの原流がそこにあるからである。元禄の世に現代を照射しつ構築した忠臣蔵は、私にとってロマンの復権であり、昭和から元禄の代への“討入り”である(著者のことば)。 |
価格:500円(税込 525円) |
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陰陽師 鬼一法眼〈二〉 |
藤木 稟 |
2003/9/20 |
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12世紀末、鎌倉――源頼朝に怨恨を抱いて死んだ義経(牛若丸)が、怨霊となって復活した! 怨霊は様々な災厄(さいやく)を振りまくが、巷(ちまた)の陰陽師の頭(かしら)・鬼一法眼により退散させられる……。だが、鳶(とび)天狗の一団を招来し、さらなる陰謀を企てる! いっぽう法眼は、白拍子・水鳴(すいめい)太夫を妖都・京へ。京では、奇々怪々な出来事が待ち受けていた! 妖気渦巻く鎌倉怪奇譚、奇抜壮絶! |
価格:400円(税込 420円) |
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松平長七郎旅日記 江戸・山陽編 |
村上元三 |
1987/10/20 |
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三代将軍家光の甥ながら、長七郎は無位無官の気まま者。折りから都で琉球の美姫刈女(びきかりめ)と出会い、姫が亡き父から受け継いだ莫大な財宝をめぐる怪事件に捲(ま)き込まれ、正義の刃(やいば)を揮(ふる)う(「白妖鬼」より)。痛快無比の道中記。 |
価格:600円(税込 630円) |
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まろばし牡丹 |
六道 慧 |
2003/10/20 |
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仲人(なこうど)かか・蒼生(あおい)が縁を取り持った御家人の妻・百合が、突如失踪した。懸命に行方を探す蒼生と相棒の真琴(まこと)たちは、大川の底に沈められた百合を発見する。遺体を引き揚げようとしたその時、妖しい大蛇が蒼生を急襲した! 事件の陰に蠢(うごめ)くのは〈忍非人(しびと)衆〉の刺客。謎の秘術〈転(まろばし)牡丹〉とは? 大好評、葵十手が悪を討つ! |
価格:500円(税込 525円) |
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仙石騒動 |
村上元三 |
1986/8/20 |
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但馬出石藩(兵庫県)の当主・仙石道之助の廃嫡を狙って、実父播磨守(はりまのかみ)と国家老(くにがろう)の仙石左京が暗躍。江戸詰勤番侍(えどづめきんばんざむらい)・金子半十郎は、但馬出石五万八千石の行く末を案じ、あえて不忠の臣となることを決意した! |
価格:600円(税込 630円) |
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十手小町事件帳 |
六道 慧 |
2003/5/20 |
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良縁を取り持つ〈壽屋〉。その“仲人かか”は美貌の二十歳、加納蒼生(かのうあおい)。秘密の裏稼業は、探し出せないものはない〈妖(あやし)堂〉の、人呼んで“十手小町”! 実の父は時の将軍吉宗公との噂もあり、更に秘密が!? 頼もしい(?)仲間は、男装の御庭番・真琴(まこと)、そしてお銀、美弥、乙葉(おとは)の三妖娘(さんようこ)。何者かに放たれた刺客・霞の半蔵の快楽の妖術を打ち破れるか? 葵(あおい)十手が江戸に登場! |
価格:500円(税込 525円) |
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茶 立 虫 |
西村 望 |
2002/11/20 |
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留吉(とめきち)の幼馴染みが、女を紹介すると言われ、金を騙(だま)し取られたらしい。義憤(ぎふん)を覚えた彼は、おそめという名の女を探して江戸の町を奔(はし)る。そんな時、四谷忍町(よつやおしまち)の横丁で商人風の男が殺された。その際、稲荷番の男が「おそめ」と叫ぶ男の声を聞いたと言う。果たして同一人か? 文蔵は探索を開始するが……(表題作)。好評“裏稼ぎ”捕物控! |
価格:500円(税込 525円) |
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秘剣「出撃」 |
古川 薫 |
2001/11/20 |
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「拙者は素浪人がよく似合う」と大男の深田清兵衛は、蓬髪(ほうはつ)を掻き上げながら呟(つぶや)く。播州佐田(ばんしゅうさた)藩の剣術指南だったが、藩政の乱れに失望、恋の成就も適わず脱藩を決意した。大森流居合では当代一を誇る。「流刀」「浮雲」「追風」「出撃」「波返(なみがえし)」の技が流浪の旅路で迎える危機一髪を救った。でも何故か故郷に足が向く。脱藩者の末路は……。 |
価格:400円(税込 420円) |
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町奴奔る |
町田富男 |
2002/1/20 |
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島原の乱は本当に天主教徒の反乱だったのか? 幡随院長兵衛(はんずいいんちょうべえ)殺害の真相は? 油井正雪(ゆいしょうせつ)らは幕府転覆を図っていたのか? 騒乱の徳川初世、数々の大事件に翻弄されつつ、頑愚なまでに素朴な心を持ち続けた町奴・夢の市郎兵衛。公儀の非情さに打ちのめされた彼が渦中で見た真実とは――! 正史『徳川実紀』に隠された矛盾へ、大胆な新説で迫る刮目(かつもく)の傑作歴史長編! |
価格:500円(税込 525円) |
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隠密影始末 |
宮城賢秀 |
2002/2/20 |
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文化元年の江戸で、船荷を狙った襲撃事件が頻発(ひんぱつ)。盗賊たちが強奪した獲物を買い上げ、外国との密貿易を企む悪徳商人が暗躍した。お庭番・北条左近は、将軍家斉(いえなり)の密命を受け、ロシア船が入津(にゅうしん)する長崎へ。さらに京、江戸と政商を追いつめていく。窮地に立った彼らは、金で刺客を傭(やと)い、左近主従を襲うが……。大好評の裏お庭番シリーズ第五弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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一休闇物語 |
朝松 健 |
2002/4/20 |
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なまめかしい肢体で男の精気を吸う妖女、高僧だけを喰らう妖物、尊氏(たかうじ)ゆかりの凶鳥(まがとり)……さまざまな怪異と遭いつつ、地獄さながらの世を行く一休宗純(そうじゅん)。旅を経て寺に戻った一休は、師・華叟宗曇(かそうそうどん)の危篤を知る。そんな宗曇の病床に妖怪が現われ、誰彼かまわず人間の影を食いはじめた!(「影わに」)一休はなぜ旅をするのか!? 膨大な史料と想像力が生んだ連作小説。 |
価格:500円(税込 525円) |
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蚤とり侍 |
小松重男 |
2002/5/20 |
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「猫の蚤とりになって無様(ぶざま)に暮らせ!」――主君の逆鱗(げきりん)に触れた長岡藩士・小林寛之進(ひろのしん)は、淫売夫に身を落とす。唾棄(だき)すべき下賤な商売だと考えていたが、次第に世に有用で、むしろ崇高な仕事だと確信する。ところが、政権が変わり蚤とり稼業が禁止となった。禁令の撤廃に出向いた寛之進は、捕らえられ刑場に送られるが……(表題作)。江戸に生きた愛すべき男たち。全六篇! |
価格:500円(税込 525円) |
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弥太郎笠 |
子母沢 寛 |
1988/11/20 |
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通り名が、“日本差(りゃんこ)”の弥太郎。跳ねッ返りそうな小気(こき)のきいたやくざ渡世の旅烏(たびがらす)。そんな弥太郎が惚れた娘のために上州松井田宿で一暴れ(表題作より)。他に「次郎太川止め」など、計五編を収めた、痛快股旅(またたび)小説集! |
価格:500円(税込 525円) |
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徳川三代の修羅 |
町田富男 |
1999/12/20 |
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冷然とわが子を見捨てた家康。兄を押しのけて二代将軍になった秀忠。徳川の盛衰を賭けた正念場に、三代将軍の候補は、兄が暗愚(あんぐ)、弟が驕慢(きょうまん)。権力を巡る諸相が次々と異貌(いぼう)をさらけ出すなか、暗愚だった兄が突然勇猛果敢な少年に変身し、後の三代将軍家光となりおおせた。この正史《徳川実紀》の不可解な記述に対し、大胆な新説で迫る、徳川三代の修羅の人間ドラマ。 |
価格:500円(税込 525円) |
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夢 剣 |
笹沢左保 |
1990/6/20 |
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剣の師・荒木又右衛門から、天分(てんぶん)に欠けると宣告された若き武芸者・正木(まさき)伊織は、厳しい修行の末「夢剣」を体得した。まさかその剣が……。剣豪物から股旅(またたび)物まで、推理小説的手法を縦横に駆使した傑作集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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加賀騒動 |
村上元三 |
1986/1/20 |
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加賀藩の若侍、大槻伝蔵(おおつきでんぞう)は持ち前の才能で藩の財政難を救い、二百三十石取りから三千三百石取りの大身(だいしん)へ。だが、反目する前田土佐一派の苛烈(かれつ)な逆襲が……。“お家騒動小説”の元祖ともいうべき長編歴史小説! |
価格:600円(税込 630円) |
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武田騎兵団玉砕す |
多岐川 恭 |
2001/2/20 |
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信玄の後を継いだ武田勝頼は焦っていた。重臣たちに、父と比較され、軽んじられていることに腹を立てていた。 信玄の遺言――三年は死んだことを伏せ、守りに徹しよ――に背(そむ)き、長篠(ながしの)城を攻めた。落城寸前、織田・徳川連合軍が押し寄せてきた。勝頼は討って出る。 予想をはるかに超える三千の鉄砲を前に、全国の武将に恐れられた武田騎兵団は……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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