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太平記の謎 |
邦光史郎 |
1990/12/20 |
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歴史のなかでいつが面白いかといえば、それはもう時代の変わり目、つまり乱世である。既成の勢力や政権が力を失って新勢力に取って代わられるそのせめぎ合いのなかに、新勢力のスターが誕生して、旧勢力と攻防戦をくり返す。乱世の雄もあれば、次の時代の覇者となる者も出現して、歴史を彩ることになる。本書では、南北朝時代の裏表を説きほぐした。混乱期のなかに、日本人の“原型”が浮かびあがってくるだろう(著者のことば)。 |
価格:600円(税込 630円) |
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大包囲網25時 |
小林久三 |
1988/12/20 |
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街へ出て食事をしていた若夫婦は、銀行強盗の発生を知った。銃を持った男たちが街中へ逃走。急いで団地に帰りつくと、寝ているはずの赤ん坊が消えていた。ほぼ同時刻に起きた二つの事件は、周到に準備された連携プレーだったのだ。団地内に潜入した犯人グループに、深夜の大包囲網が迫る。 迫真のサスペンス・ミステリー! |
価格:700円(税込 735円) |
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タイホされたし度胸なし |
藤田宜永 |
2002/7/20 |
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インコと金融業者が殺された。次に亀とブティック女性経営者。怪事件発生に、精力絶倫探偵・中堂鈴之助とその助手で欲望むき出しの女子大生・色田姫子が動き始めたが……。自分を犯人と思い込む恐妻家、悩める暴力団組長、正義のヒーローを夢見る巡査に、家出妻や女装少年が入り乱れての大騒動。果たして真犯人は!? 軽妙ななかに、人間心理を深く衝いた快作。 |
価格:500円(税込 525円) |
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大密室殺人事件 |
大谷羊太郎 |
1992/8/20 |
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実業家・黒住泰蔵のもとに、“殺されたお前の息子より”という奇妙な脅迫状が届いた。脅迫状は、二十五年前に宮古市で起きた母子放火殺人事件の犯人が、黒住であるという。殺されかけた息子とは? 彼が、独自に脅迫者の正体を調査しはじめた矢先、執事が密室状態の部屋で短剣によって殺害された。 推理小説の永遠のテーマに挑戦する大谷ミステリーの白眉! |
価格:700円(税込 735円) |
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大文字五山殺しの送り火 |
和久峻三 |
2000/4/20 |
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京都の夏の伝統行事、大文字五山の送り火――。五つの山に点火されたその時刻、離れた場所で、五人の男女が殺された! 二十万人もの目撃証言から浮かんだ土井洸洋という男。彼は、すべて自分で殺(や)ったと自供した。だが、音なし警部補こと音川音次郎の苦悩は深かった。五カ所の同時殺人は実行不可能であり、それゆえ土井を起訴できないのだ!(表題作)和久峻三ミステリーの真骨頂。 |
価格:400円(税込 420円) |
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ダイヤル7をまわす時 |
泡坂妻夫 |
1990/4/20 |
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戸根市にはびこる二つの暴力団・北浦組と大門組は、ことごとにいがみ合い、まさに一触即発。そんな時、北浦組の組長が何者かに殺害された! 果たして殺害現場で電話をかけたのは犯人か?(表題作) 奇術師としても高名な著者ならではのトリックを各作品にちりばめ、あなたに挑戦する“犯人捜し”。 推理ファン必読の珠玉の短編集! |
価格:600円(税込 630円) |
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代理妻殺人事件 |
山村美紗 |
1986/11/20 |
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恋人に捨てられた和美は妊娠していた。職も失い絶望的になった和美は、彼との思い出の地、四国へ向かうフェリーから身を投げ出したが、同船していた夫婦に救われた。――「代理妻になって、私たちの子を産んでくれ」夫婦の提案は、和美に悪心を芽ばえさせた。殺人に至る女の心理を、絶妙のストーリー展開で描き切る力作。 |
価格:500円(税込 525円) |
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代理ワイフ・昇天 |
伏見丘太郎 |
1986/6/25 |
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この「艶笑譚」の愛すべき主人公は、あのおなじみの京都・洛北大学文学部で近代風俗史を教える名物講師の東山先生だ。先生は体験バツグン、お色気指数もハイクラス。したがってなまめくドラマは数尽きない。「東山先生もの」第一弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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対話型講義 原発と正義 |
小林正弥 |
2012/3/20 |
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福島第一原発事故により、普段は“机上の空論”と揶揄されがちだった哲学的な多くのジレンマが現実となった! 放射能汚染、東電の賠償責任、発送電分離、そもそも原発は正義なのか――数々の難題に直面してしまった私たちは、広く徹底的に議論して解決策を見つけなければならない。本書では、原発推進・縮減・反対などあらゆる立場の参加者が白熱討論を展開。議論を通じて公共哲学の思考プロセスが身につく、全日本人必読の書。 |
価格:571円(税込 600円) |
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倒れて本望 |
夢枕 獏 |
1990/5/20 |
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「私は釣りや写真が大好きだ。シーズンになると近くの川に出かけ、草の中で蚊を叩きながら釣り糸を垂れる。目に触れる被写体すべてにシャッターチャンスを狙う。 そして私はプロレスが大好きだ。何人かのレスラーとも知り合い、格闘技への興味も益々深まった」 関節技の切れ味、回し蹴りの破壊力で夢枕獏が放つ痛快エッセイ! |
価格:600円(税込 630円) |
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他界への冒険 |
小松和彦 立松和平 |
1993/2/20 |
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かつて、人々は《他界》を信じ、畏れた。神が宿り、鬼が棲み、憑霊現象が起きた非日常世界。そこには死後の時間さえあった。現在、文明と言う力に一掃され、忘れ去られているが、そもそも他界は日本の精神社会や文化の支えだったのだ。他界を探れば、もうひとつの日本が明らかになり、現代社会の病理が暴かれる――新鋭の学者と作家による、画期的な対話。(『他界をワープする』改題) |
価格:400円(税込 420円) |
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タカコ流 オーストリアの幸せな旅 |
タカコ・半沢・メロジー |
2004/9/15 |
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音楽の都・ウィーン、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としておなじみのアルプスに抱かれた高原地帯。それ以外にもオーストリアの楽しみ方はたくさんある。「パンのおいしさは世界一」だし、自家醸造新ワインを飲ませる「ホイリゲ」は、一度訪れたら誰もが虜(とりこ)に。そして何より、オーストリアの人々の優しさがうれしい。 |
価格:500円(税込 525円) |
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高杉晋作 |
野中信二 |
1998/7/20 |
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吉田松陰門下である高杉晋作は、諸外国からの圧迫を目のあたりにして、日本の危機を痛感する。そこで彼は、長州藩の海軍力増大を目指し、身分にかかわらない「有志」による奇兵隊を結成した。討幕派の中心となって奮闘する晋作だが、肺結核を患って志半ばにして斃れる……。激動期、明治維新に尽くした救世主・高杉晋作の、波瀾の生涯を描く。(『晋作挙兵す』改題) |
価格:400円(税込 420円) |
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高橋是清と田中角栄 |
小林吉弥 |
2002/3/15 |
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男が生きにくくなった時代に、こんな「凄い奴」がいた。「だるま宰相」高橋是清と、「今太閤」田中角栄。波乱万丈、戦い続けた「巨人」二人には驚くべき酷似点があった。放蕩三昧もあったが、常に「公的利益」を優先、また勤勉だった。この二人の男の生き方に、今の閉塞社会を打ち破る多くのヒントと、生きる知恵が発見できる。この本を読めば、元気が出る! |
価格:600円(税込 630円) |
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高山本線殺人事件 |
西村京太郎 |
2000/8/20 |
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警視庁捜査一課の刑事、西本の父親が、下呂(げろ)・高山間で、同乗していた謎の美女と交通事故死。死因に深い疑惑をいだいた西本は、単身“捜査”を開始する。さらに、高山の朝市ではOLが背中を刺され、高山本線特急「ひだ」車内でも女性が刺される事件が発生。連続する不可解な事件をつなぐ真実の連鎖は……。十津川(とつがわ)警部の名推理が解きほぐす! |
価格:500円(税込 525円) |
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宝島 |
スティーヴンスン 村上博基/訳 |
2008/2/20 |
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港の宿屋「ベンボウ提督亭」を手助けしていたジム少年は、泊まり客の老水夫から宝の地図を手に入れる。大地主のトリローニ、医者のリヴジーたちとともに、宝の眠る島への航海へジムは出発する。だが、船のコックとして乗り込んだジョン・シルヴァーは、悪名高き海賊だった……。胸躍る展開と個性的な敵役、臨場感あふれる描写。新訳では少年の成長に光をあて、大人の読み物として甦る。 |
価格:600円(税込 630円) |
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抱きついた死体 |
山村正夫 |
1990/9/20 |
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暴力団のボスが愛玩するダッチワイフのモモ子が誘拐された!? 身代金を要求してきた女は射殺され、モモ子は何者かの手に…。 交通事故の後遺症で“にわか名探偵”となった小泉譲二は、報酬300万円に心が動く。ワトスン役の美人女医・夕起子や警視庁一のドケチ刑事・瀬古井とともに怪事件を追う。大好評死体シリーズ! |
価格:600円(税込 630円) |
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タクシー運転手ここだけの話 |
宮沢みつお |
2000/12/15 |
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つり銭から百円玉をチップにくれた「おばあちゃん」。急ぐだけ急がせてタクシー代を値切る「おばさん」。運転手を挑発する「美女」。「真っすぐ」を繰り返す酔客……。舌を巻く「乗り逃げ」の絶妙な演技……。タクシーの車内は、現代社会の縮図である。わずかな時間と狭い空間で繰り広げられるドライバーと乗客のさまざまな人間模様50態。 |
価格:400円(税込 420円) |
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武田勝頼の正室 |
阿井景子 |
2002/8/20 |
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天正五年、十四歳の咲姫は、甲斐の太守(たいしゅ)武田勝頼に輿(こし)入れした。織田・徳川連合軍に大敗した武田は、甲相同盟の強化を計る。だが、やがて咲姫の兄・北条氏政が、勝頼との同盟を反古(ほご)にし、織田と同盟を結んだ。木曾義昌の謀叛、さらには武田一門筆頭の穴山梅雪の逆心と、名門武田氏は滅びの道を辿るが……。悲運の武将・武田勝頼を敬愛し、殉じた女の生涯を活写!(『涙、らんかんたり』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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武田騎兵団玉砕す |
多岐川 恭 |
2001/2/20 |
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信玄の後を継いだ武田勝頼は焦っていた。重臣たちに、父と比較され、軽んじられていることに腹を立てていた。 信玄の遺言――三年は死んだことを伏せ、守りに徹しよ――に背(そむ)き、長篠(ながしの)城を攻めた。落城寸前、織田・徳川連合軍が押し寄せてきた。勝頼は討って出る。 予想をはるかに超える三千の鉄砲を前に、全国の武将に恐れられた武田騎兵団は……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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