|
|
|
|
墓場への持参金 |
多岐川 恭 |
1985/12/20 |
|
|
事業は不振、齢(よわい)も五十をこえ、“男の孤独”が迫るとき、ひとは心機一転のために、自分の葬式の真似事でもしたくなるものだ……。 食品会社の社長・小串の“模擬葬式”は徹底していた。火葬寸前に棺から出ようというのだ。だがその日家族の前に現われた棺には他人の遺骸が……!? 人間の謎、人間心理の不思議さを描く長編力作! |
価格:700円(税込 735円) |
|
|
|
|
|
萩・殺人迷路(ストリート) |
長井 彬 |
1994/8/20 |
|
|
死者が密室を破って殺人……? 萩焼の人間国宝・大杉源之助が服毒死。事件直前の行動から、門弟・三宅を殺し、自殺したと思われた。ところが、三宅が殺された時刻、すでに大杉は「密室」で死んでいたのだ! 事件に巻き込まれたルポライター・関口利勝と美しい娘・林千草を待ちうけるものは? 美しい小都市の惨劇――乱歩賞作家の渾身作! |
価格:700円(税込 735円) |
|
|
|
|
|
萩・津和野殺人ライン |
深谷忠記 |
2004/5/20 |
|
|
黒江壮が、婚約者・笹谷美緒を連れて山口県萩市に帰郷した。生涯忘れえぬ楽しい旅になるはずであったが、ひとりの男が萩城跡で殺されたことで事態は一変してしまう。その男は壮の親戚が経営するホテルの宿泊客だった。そして、この殺人には7年前に当時の宿泊客と駆け落ちしたホテルの長女が係わっていることが判明。さらに――!? 壮&美緒シリーズ、屈指の傑作! |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
破 局 |
中津文彦 |
1993/9/20 |
|
|
男と女は不思議な運命に弄ばれているようだ。内側から起こる破局、外側に潜む別れの危機。それは予測もつかない。榊原美佐子はハイミスを怖れるベテラン編集者。母は不倫して家出中。そこへ良縁が舞い込んだ。美佐子の心は動いた。と、相手の家に嫌がらせのカミソリや汚物が届く。犯人は?(第一話)。 著者は歴史推理の他、現代の男女の機微を描いて定評が高い。 |
価格:700円(税込 735円) |
|
|
|
|
|
白衣の女 |
志賀 貢 |
2001/12/20 |
|
|
朝比奈遙子が勤務する病院に、急患が運ばれてきた。記憶喪失のその老女は、生活保護を受け、入院することに。そんなとき、連続殺人事件が発生。被害者たちには、ある共通点があった。そして、この事件で遙子の婚約者との悲しい過去が蘇った……。女医・遙子初登場! 現役医師の著者が、老人医療の現場からの衝撃の実態を織り交ぜながら描く、渾身の一冊! |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
白山 夜叉の肌 |
赤松光夫 |
1997/10/20 |
|
|
八代将軍吉宗の時代、花の吉原を血に染めた花魁殺しをきっかけに、御三家の尾州宗春が謀反? 不穏な噂が流れ、全国の遊里に“白山秘密曼陀羅護符”が大量に出廻って人心を惑わす。お庭番・鈴鹿尼は、弟子の浅尾と加賀国へ潜入。だが、領主・前田家をも揺るがす複雑なお家騒動の渦中で、思わぬ危地に……。秘術の限りを尽くす、くノ一との死闘。 |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
爆 弾 魔 |
大石直紀 |
2006/1/20 |
|
|
深夜営業の量販店を狙った連続爆弾テロが発生。標的はいわく付きの社長か。しかし、新たに別のショッピングセンターで爆弾事件が! 25年前に起きた爆弾事件で警察をやめた警備員・藤村は、現場で、獄中にいるはずの男を見つけた。藤村の娘の警察官・早苗を巻き込み、爆弾魔は闇の中で哄笑する……。元刑事と爆弾魔の息詰まる攻防を描く傑作クライムノベル! |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
白昼の死角 |
高木彬光 |
1993/10/20 |
|
|
その明晰な頭脳に物を言わせ、法の盲点を巧みにつき、ありとあらゆる手口で犯罪を繰り返す“天才詐欺師”鶴岡七郎。警察の追及の手からも最後まで逃げ通した鶴岡の、数々の悪行がこの小説には記されている。多くの名作を生んでいる著者自身が、「発表以来二十年、これ以上の悪党(ピカレスク)小説は書けなかった」とまで言った、高木彬光作品の最高傑作長編推理。 |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
白昼の処刑 |
勝目 梓 |
1991/2/20 |
|
|
鬼刑事と恐れられた牛尾克巳は、一人娘で高校生の香織の自殺を契機に退職した。妻の病死、そして娘の自殺と、憔悴し切った牛尾に追討ちを掛けるように、香織の日記から驚愕の事実が……!? 罠に嵌った香織は、シャブ漬けにされて売春させられていたのだった。元刑事に血塗られた復讐が始まった!――勝目ワールドの極み!! |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
白鳥殺人事件 |
内田康夫 |
1989/2/20 |
|
|
「白鳥の」――ホテルの床に血文字を書き遺し、男は刺殺されていた。新潟県新津市で、死体を発見した名探偵・浅見光彦は事件の渦中へ。ダイイング・メッセージの意味は、犯人の名か、近くの瓢湖の白鳥か、特急列車「白鳥」か? 浅見は重大な情報をつかんで岐阜へ向かった。「白鳥」が連続殺人の鍵を握る、絶賛旅情ミステリー。 |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
「白鳥」の殺人 |
折原 一 |
1994/2/20 |
|
|
新潟県親不知(おやしらず)で、河田光雄が特急「白鳥」に飛び込み、死亡! さらに、東京で彼の上司・横山修司係長の死体が発見された。不正の疑いで証券会社を解雇された光雄が、不正の黒幕と噂される横山を殺し、自殺を……? 光雄に求婚されていた石野亜矢子は、彼の兄・河田次郎とともに、事件の真相を探る旅に出た。特急に仕組まれた謎は解けるか? 衝撃の結末が!(『白鳥は虚空に叫ぶ』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
白 髪 鬼 |
岡本綺堂 |
1989/7/20 |
|
|
壇ノ浦から落ちのびた平家の官女の怨念を秘める幽霊藻(「水鬼」)。試験場にきまって現われる髪の白い女の正体は?(「白髪鬼」)。――など、名作十三編を収録。人々を妖気漂う幻想の世界に導く、綺堂ならではの怪異の世界。 |
価格:700円(税込 735円) |
|
|
|
|
|
伯備線秘図推理旅行 |
斎藤 栄 |
1995/3/20 |
|
|
タロット日美子の親友・榊原裕子の伯母・静が、行方不明になった。ゴルフ会員権販売に絡むトラブルが原因か? 日美子と裕子は、静の住む岡山へと向かった。彼女の部屋を訪れた二人が目にしたものは、血染めの地図。そしてカーペットにも血痕が。不吉な予感を抱く二人を前に、三つの連続殺人が……! 〈吉備路〉を舞台に、日美子の推理が冴える。長編推理の傑作。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
薄氷の沼 |
笹沢左保 |
1992/7/20 |
|
|
はてしない悦楽、歓喜。美人妻・大花(おおはな)麻奈加は不倫相手の野球選手・三井田(みいだ)光司との情事にのめり込んだ……。夫の公二郎にはまだ確証を握られていない。だが疑惑を抱いた夫は、妻に激しい暴力を振るった。殴られ蹴られているうちに、夫への憎しみが深まる。三井田との愛を守るために、夫を殺そう、そう決意したとき、交換殺人の計画が始まった……。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
幕府パリで戦う |
南條範夫 |
1994/2/20 |
|
|
維新前夜――慶応三年。渋沢篤太夫(栄一)は、パリ万国博覧会日本代表・徳川昭武(慶喜の弟)に随行、横浜を出帆した。パリの博覧会場には既に“幕府、日本を代表し得ず”という薩摩=英国(イギリス)の工作が、施されていた。隠密とスパイの凄まじい暗闘! 若き貴公子・昭武と異国の乙女との淡い恋……。渋沢ら家臣団が、花のパリを舞台に必死の戦闘を繰り広げる維新秘録! |
価格:800円(税込 840円) |
|
|
|
|
|
幕末最後の剣客(上) |
志津三郎 |
1997/7/20 |
|
|
江戸・御徒町、伊庭道場の息子八郎は、端正な容貌の若者だが、達人ぞろいの講武所で技を磨いた凄絶な剣技の持ち主。幾多の真剣勝負の修羅場を苦もなく切り抜ける。幕府はすでに瓦解寸前。八郎は選ばれて将軍を守護する“遊撃隊”の一員となり、勝海舟・山岡鉄舟らを後盾に、江戸っ子の心意気を守り抜く。幕府の剣客として、潔く爽快に生きた男を活写。長編力作! |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
幕末最後の剣客(下) |
志津三郎 |
1997/7/20 |
|
|
幕末の江戸で“麒麟児”と謳われた若き剣客・伊庭八郎。勝海舟の密命を受けた彼は、幕府の艦隊を率いて脱走した榎本武揚を追って蝦夷地〔北海道〕へ渡る。榎本には、大坂城から運び出した大金の使途に絡む黒い疑惑の影が……。やがて、函館五稜郭の激戦で傷つき臥した八郎の身辺に、暗殺の魔手が迫る。全900枚の書下ろしで歴史の歪曲を正す、長編時代巨編! |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
幕末最後の剣客(上・下合冊本) |
志津三郎 |
/ / |
|
|
瓦解寸前の江戸幕府にあって「幕府に人材はいないが、ただ一人伊庭八郎あり」と薩長から称賛された〈幕末最後の若き剣客・伊庭八郎〉と、世評とは違い、黒い疑惑がつきまとう榎本武揚像とを対照的に描き、歴史の歪曲を問う長編時代巨編! 幕末の麒麟児、伊庭八郎の潔く、爽快な生涯を活写する、全900枚の大作の〈上・下巻合本版〉。 |
価格:700円(税込 735円) |
|
|
|
|
|
幕末算法伝 |
小野寺公二 |
1994/7/20 |
|
|
最上流算法家の金盛吉之丞は、維新の動乱に巻き込まれ、官軍参謀暗殺の一味に加わって失敗。逃走の途中、負傷して動けぬ親友の渡会清明を手にかけた過去がある。その事情を明かせぬまま、彼は清明の妹・志ほに、実の兄同様の愛情を注ぐ。ところが、志ほは彼を恋人として慕い、ひたむきな思いを寄せていた――。 日本独自の算学(和算)を題材とした、異色の長編時代傑作。 |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
幕末純情伝 |
つかこうへい |
1998/3/20 |
|
|
剣客たちにおそれられる新選組の沖田総司は、男装の美しい天才女剣士であった。惚れた男、土方歳三のためであれば、ひたすら多くの志士を斬りつづける。ついに狂おしい愛憎の刃は、やがて、「この男が死ねば日本は滅ぶ」とまでいわれた大政奉還の立役者・坂本龍馬に向かう。歳三と龍馬のあいだで揺れ動く女総司の情念を通して解き明かす、めくるめく幕末絵巻。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|