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江戸の黒椿 川ばた同心御用扣(五) |
西村 望 |
2008/1/20 |
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亡父母の墓詣での帰り、おことは古着屋の見世先(みせさき)に、黒椿の花をあしらった母親の形見にそっくりの帯(おび)を見つけた。それは去年何者かに盗まれたもの。翌日、見世を訪ねるが売られた後で、思案の末、おことは訴えて出た。南町奉行所同心・秋山五六郎(あきやまごろくろう)は、手下の半次(はんじ)やお富(とみ)を使い、古着屋に帯を売りに来た女を探す。(表題作)江戸が情感豊かに息づく、人情味溢れる捕物帳。 |
価格:500円(税込 525円) |
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電光剣の疾風 |
牧 秀彦 |
2008/2/20 |
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大身旗本である本多家の嫡男として生を受けた誠四郎(せいしろう)だが、いまは根津権現(ねづごんげん)の裏店(うらだな)で気ままな町場暮らし。門前の辻番所を預かる老爺・留蔵(とめぞう)への依頼が誠四郎の耳に入った。江戸市中を騒がす義賊・鼠小僧の再来が、水戸藩邸に犯行予告を送りつけてきたというのだ。(鼠小僧異聞)一本気な正義漢・誠四郎が留蔵、浪人・伊織(いおりと手を携えて悪を討つ、好評連作短篇シリーズ。 |
価格:500円(税込 525円) |
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月を流さず |
六道 慧 |
2007/10/20 |
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能州から、長姉の伊智が上ってきて、四兵衛長屋は大騒動! そんななか、幕府御算用者の生田数之進と早乙女一角は、下野国黒銀藩の藩邸に潜入する。藩主・大関増輔は鯱病を病み、藩政の実権をめぐって、奥方派と愛妾派の暗闘が噂されている小藩である。背後に潜む悪の謀(はかりごと)が打ち砕かれたとき、意外な真相が明らかになる、傑作時代人情小説。待望のシリーズ第6弾! |
価格:600円(税込 630円) |
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迷 い 鳥 |
稲葉 稔 |
2007/12/20 |
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口入屋(くちいれや)で下働きをしている庄吉が、主の妾・お紋殺しの容疑で手配された。庄吉の両親が同じ裏店(うらだな)に住む関係から、荒金菊之助は従兄弟(いとこ)の臨時廻り同心・横山秀蔵を助(すけ)することになる。病身の庄吉の父親を案じつつ探索を続ける菊之助と相棒の次郎。そんな時に、大身の旗本を殺害した刺客稼業の浪人と、庄吉に繋(つな)がりがあると知って……。好評の人情始末シリーズ第6弾! |
価格:500円(税込 525円) |
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秀頼、西へ |
岡田秀文 |
2007/3/20 |
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戦国末期。天下を手中にしようとしていた徳川家康は、大坂城に配下の者を忍び込ませた。一方、真田大助は、父・幸村より、落城の際には秀頼を連れ出し落ち延びよ、という密命を受ける。目指すは薩摩、島津家の元。燃えさかる大坂城を脱出した一行は西へ――。誰が味方で誰が敵なのか? 行く手には、想像を絶する謀略が待ち受けていた! 迫真の傑作時代ミステリー!(『落ちた花は西へ奔れ』改題) |
価格:800円(税込 840円) |
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伊東一刀斎(上) |
戸部新十郎 |
1989/10/20 |
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北国の山中に現われ出た少年夜叉丸(やしゃまる=一刀斎)。骨肉を絶ち、情を捨て、ひたすら孤剣に命をかける。塚原卜伝(つかはらぼくでん)、富田勢源(とだせいげん)、鐘捲自斎(かねまきじさい)らに挑む輝く獣の眼の中には、思い切れぬ山百合(やまゆり)一輪が咲いていた……。 |
価格:400円(税込 420円) |
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雷迅剣(らいじんけん)の旋風(かぜ) |
牧 秀彦 |
2007/8/20 |
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江戸市中、参拝の善男善女で賑わう根津権現(ねずごんげん)の境内(けいだい)。掏摸(すり)と見れば相手構わず喧嘩を売り、腕に覚えの柔術で叩きのめしてまわる、精悍な若者が現れた。門前の辻番所の老爺・留蔵の説教にも耳を貸さない。そんな折り、留蔵と辻謡曲の浪人・田部伊織の許に、過去の“闇仕事”を知る侍が訪ねてきた(無頼の旋風)。無頼を気取る若者の心根は!? 好評連作シリーズ、新章開幕! |
価格:500円(税込 525円) |
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義弘敗走 |
宮城賢秀 |
2006/8/20 |
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徳川家康が会津征伐で大坂を留守にするや、石田三成は即座に挙兵した。家康は討伐のため、急遽(きゅうきょ)西進する。日本六十余州の諸侯が東軍西軍に別れて、自身と家を賭けた天下分け目の一大決戦。家康の裏切り工作と、暗躍する忍びの群れ。やがて、小早川秀秋らの裏切りで戦況は一変、西軍は総崩れとなった。薩摩の島津義弘隊は、玉砕覚悟の敵前突破を敢行するが……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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三国志外伝 |
三好 徹 |
2008/3/20 |
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流転の皇妃、悲運の謀士、叛骨の朝臣、隠れたる名将――。主役である曹操(そうそう)、劉備(りゅうび)、孫権(そんけん)、孔明(こうめい)らの波乱興亡を描いた「三国志」の魅力は、彼ら主役を主役たらしめる脇役たちの存在を抜きにしては語れない。大著『興亡三国志』で、1800年前の人間ドラマを生き生きと現代に甦らせた著者が、渉猟した史料を駆使し、「詩心」あふれる筆致で描く、脇役たちの「三国志」! |
価格:800円(税込 840円) |
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善知鳥(うとう)伝説闇小町 |
山内美樹子 |
2007/11/20 |
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髪は黒繻子(くろしゅす)のようにつややか。色白の瓜ざね顔に、さくらんぼのように丸く赤い口唇で、紅(べに)や白粉(おしろい)に汚されることのない素顔美人。谷中・笠森稲荷の茶汲娘・鍵屋お仙は、江戸で評判の人気者だ。推理の冴えと悪を許さぬ心、袂(たもと)に隠した飛礫(つぶて)を武器に、お江戸の闇に光明を照らす。鈴木春信の錦絵や、短歌、川柳を背景に、風情溢れる人情派娘捕物帳。好評時代連作シリーズ。 |
価格:500円(税込 525円) |
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春風を斬(き)る |
六道 慧 |
2007/4/20 |
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幕府御算用者の生田数之進と早乙女一角が潜入した仙石藩は、正月の門松すら立てられない貧乏藩だった。藩財政を破綻させた真の原因は何か? 姿を現さない藩主・忠輝の行方は? そして、江戸の町を騒がせる「髷(まげ)切り魔」の正体は? 錯綜する謎を数之進の千両智恵が解いたとき、悪の謀(はかりごと)が、打ち砕かれる! 時代人情小説に新風を吹き込む大好評シリーズ第5弾! |
価格:600円(税込 630円) |
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兄妹氷雨 |
稲葉 稔 |
2007/8/20 |
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源助店(げんすけだな)に住む、会津屋の手代(てだい)・徳衛(とくえ)が行方不明に? 戻らぬ亭主を捜しに出た女房は、死体となって道三堀(どうさんぼり)に浮かんだ。さらに、両親を待つ幼い兄妹も何者かに勾引(かどわ)かされた。不可解な事件が立て続けに一家を襲う。同じ長屋住まいの荒金菊之助は、従兄弟(いとこ)の臨時廻り同心・横山秀蔵と共に、徳衛と幼い兄妹の行方を捜す。やがて、意外な場所から子供たちが……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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地 獄 舟 |
庄司圭太 |
2007/5/20 |
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幼い頃、お庭番だった父から武芸十八般を指導された伝蔵は、父の急死後、母と共に役宅を出た。16歳の時に母が流行病(はやりやまい)で死ぬと、伝蔵は家督を捨て無頼の徒の群れに飛び込み、悪事の限りを尽くす。そんな心のむなしさから、世間の厄介者を秘かに始末することを思い立ち、悪党狩りを開始するのだった。謎あり、活劇あり、人情ありの痛快時代小説! |
価格:600円(税込 630円) |
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河童淵(かっぱぶち) |
庄司圭太 |
2006/11/20 |
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堀切村の女が河童に襲われた。源次と手下の助三は、同心・岡崎敬次郎の命で騒動のあった河童淵へ赴く。探索中、菅笠をかぶった色白の男が浮かぶが、その後、別の女が河童に襲われ悪戯(いたずら)された。さらに芝居小屋で河童の人形を作っていた男が何者かに殺された。すべて河童の仕業なのか。源次と助三は、殺しの下手人と河童の謎を追ってひた走るが……(表題作)。 |
価格:600円(税込 630円) |
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哀斬(あいざん)の剣 |
牧 秀彦 |
2007/1/20 |
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根津権現の辻番所に集う、悪を許さぬ漢(おとこ)たち、留蔵、田部伊織、辻風弥十郎。記憶を取り戻しつつある弥十郎に過去からの討手(うって)が追いすがる。御先手組(おさきてぐみ)の旗本、闇の武士団、野望を抱く同心……。弥十郎を軸に卍巴の鍔迫(つばぜ)り合い、大江戸八百八町を血に染める大殺陣(おおだて)の幕が斬って落とされた!(大殺陣・八百八町)朋友(とも)を想い、単身斬り込む弥十郎の運命は!? |
価格:500円(税込 525円) |
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信玄の正室(つま) |
阿井景子 |
2007/3/20 |
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三条公頼(さんじょうきんより)の次女・倫子(みちこ)は武田晴信(信玄)に嫁ぐ。二人は仲睦まじく暮らし、子宝にも恵まれた。父・信虎を追放し、武田宗家を継いだ晴信は、外征だけでなく、内政の充実も図る。一方、倫子は三男の病死に続き、父・公頼の非業の死に嘆き悲しんでいた。そんな折、夫と嫡男・義信が対立。夫は、逆意ありと義信を籠舎(ろうしゃ)させる。茫然自失(ぼうぜんじしつ)の倫子は……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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うらぶれ侍 |
稲葉 稔 |
2007/4/20 |
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野菜を届けに来た娘が絞殺され、その家の幼い息子・幸吉が行方不明になった。同じ長屋に住む荒金菊之助は、従兄弟(いとこ)の臨時廻り同心・横山秀蔵とともに、探索を開始する。調べる途中、幸吉は元御書院番の旗本・久松寿三郎の嫡男(ちゃくなん)であったことが判る。どうして幸吉は町人の子になったのか? どうやら、事件の背景には金と出世に執着する久松家主従の亀裂が……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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うろこ雲 |
稲葉 稔 |
2006/10/20 |
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荒金菊之助が住む裏店(うらだな)に越してきた伊佐次の命が狙われた。伊佐次は騙されて詐欺の片棒を担ぎ、妻娘と別れ別れになっていた。大金を持ち逃げした一味は、顔を知っている伊佐次を抹殺したいのだ。同情した菊之助は伊佐次を匿(かくま)う。そんな矢先、伊佐次の身請け人の喜兵衛が斬殺された。菊之助は、従兄弟(いとこ)の臨時廻り同心・横山秀蔵と一味捕縛に乗り出すが……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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糸切れ凧(だこ) |
稲葉 稔 |
2006/4/20 |
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あくどい高利貸しをしていた常陸屋伊衛門が殺され、女房のお照も負傷して五百両が盗まれた。下手人は逐電(ちくでん)した養子の貞助(さだすけ)か? 恩を仇で返されたお照は、百両の賞金を懸けた。俄然、色めき立つ食い詰め浪人たち。裏店住まいの研ぎ師・荒金菊之助は、従兄弟で臨時廻り同心・横山秀蔵の要請を受け探索を開始するが……。人情もろく、お節介な正義漢の剣が冴える。 |
価格:500円(税込 525円) |
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蘭剣(らんけん) からくり烈風 |
菊地秀行 |
2006/11/20 |
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藩主の隠し子・千代之助を救けた浪人・篝(かがり)兵四郎は、跡目争いに巻き込まれる。実権を握ろうとする首席家老と次席家老が次々と送り出す人間離れした刺客。兵四郎の窮地を幾度となく救ったのは、蘭剣と名乗る、謎のからくり師――背負った鎧櫃(よろいびつ)の中には、人の想いを宿して動き出す白木(しらき)の人形たちが……。妖気漂う魔人たちが織りなす、豪壮にして哀しい時代活劇。 |
価格:500円(税込 525円) |
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