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直飛脚(じきびきゃく)疾(はし)る |
笹沢左保 |
1999/2/20 |
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直飛脚――それは徳川十一代将軍・家斉(いえなり)の密書を、定められた刻限までに目的地に届けることを使命とする、凄腕の武士たち。使命を果たせぬときは、即刻切腹。秋元炎九郎は手裏剣、本荘錦之介は大刀(だいとう)、太田又兵衛は短槍(たんそう)、各(おのおの)の武器を携え、彼らは極限の疾走を開始した。襲いかかる凶刃(きょうじん)をかわして、たどり着いた場所には……?! 痛快、傑作、新感覚時代小説の極北。(『一千キロ、剣が疾る』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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異国の狐 |
東郷 隆 |
2006/9/20 |
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芝神明(しばしんめい)の万吉は、「とげ抜き万吉」の異名を持つ、凄腕の目明しだ。子分の辰と市井(しせい)の事件を追いかけて、江戸を駆ける。品川宿の旅籠(はたご)で、御公儀鷹匠(たかじょう)と女郎が枕を並べて死んでいた。内々に寺へ運び出したが、二人の死体は跡形もなく消えてしまった。万吉は鋭い勘と聞き込みで事件の謎を解く!(「御鷹女郎」)荒れる幕末の江戸・芝を舞台に、著者初の正統派捕物帳! |
価格:600円(税込 630円) |
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もうひとつの忠臣蔵 |
童門冬二 |
2000/1/20 |
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元禄十三年歳末、佐賀鍋島藩で葉隠(はがくれ)武士の恥辱を晴らす「ふつうでない」仇討ち事件が起こる。討ち取られたのは長崎を実質的に支配していた商人。討ったのは、深堀家の老武士。その顛末はのちの赤穂浪士の吉良邸への討ち入りに活(い)かされたという(「長崎の忠臣蔵」)。おのれの大事なものを捨てきれずに不器用に生きる人々を見つめた、珠玉の傑作時代小説集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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流星のごとく |
六道 慧 |
2006/9/20 |
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「そやつは贋者(にせもの)じゃ、数之進(かずのしん)にあらず」。――幕府御算用者・生田数之進は、いつもとは違う方法で、筑後国鶴見藩に潜入している。走り者が続発し、財政は苦しいはずなのに、なぜか贅沢を続けられる藩。その調査を続けるうち、明らかになる驚愕のからくり。そして、その奥には、さらに根深い陰謀が……。千両智恵が窮地を救う、好評シリーズ第4弾! |
価格:600円(税込 630円) |
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十六夜(いざよい)華泥棒 |
山内美樹子 |
2006/1/20 |
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江戸の文化が花開いた明和年間、絵師・鈴木春信の美人画に描かれ、人気者となった谷中(やなか)・笠森稲荷の茶汲娘(ちゃくみむすめ)・鍵屋お仙。その美貌とは裏腹に、推理の冴えもたいしたもの。春信が描く四季折々の風物を背景に、目明かしの富蔵(とみぞう)、飴売り土平(どへい)、歌舞伎役者・瀬川菊之丞らと、下手人の背後に潜む真の悪を暴く。時代小説の新星、人情派娘捕物帳で、颯爽とデビュー! |
価格:400円(税込 420円) |
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弥勒(みろく)の月 |
あさのあつこ |
2008/8/20 |
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小間物問屋・遠野屋(とおのや)の若おかみ・おりんの水死体が発見された。同心・木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、妻の検分に立ち会った遠野屋主人・清之助(せいのすけ)の眼差しに違和感を覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之助に関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治(いさじ)とともに、事件を追い始める……。“闇”と“乾き”しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは? 哀感溢れる時代小説! |
価格:500円(税込 525円) |
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裏店(うらだな)とんぼ |
稲葉 稔 |
2005/8/20 |
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直心影流(じきしんかげりゅう)の使い手・荒金菊之助(あらがねきくのすけ)は、かつて八王子千人同心であったが、今は浪人となり、貧乏長屋で研ぎ師をしている。ある日、知り合いの子供の父親が殺された。下手人として凶賊・八雲の千造一味が浮かぶ。菊之助は、従兄弟(いとこ)で南町奉行所の臨時廻り同心・横山秀蔵(よこやまひでぞう)に協力を求め、賊を追いつめていく。迫力満点の剣戟描写と、人情味溢れる痛快時代活劇! |
価格:500円(税込 525円) |
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前田利常(上・下合冊版) |
戸部新十郎 |
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幼名・猿千代。わずか13歳で大大名・加賀百万石を継いだ前田利常は、英知を駆使して前田家の安泰を目指す。武威(ぶい)の徳川に対し、“文化立国”で挑戦する利常。諸国から一流の職工、芸術家を招き、金沢城下に絢爛豪華な百万石文化を築く。徳川方の謀略と挑発に、百万石を賭けた男の意地! 海内無双(かいだいむそう)の加賀文化を築いた名君の実像とは? |
価格:1000円(税込 1050円) |
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前田利常(上) |
戸部新十郎 |
2005/10/20 |
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幼名・猿千代。ただ一度だけ対面した父・利家に“眼の内はよろし”と誉められ、兄・利長の継嗣(けいし)となる。利光を名乗り、わずか13歳で海内(かいだい)随一の大大名・加賀百万石を継いだ。その後、大坂の役では先鋒として出陣、家康の孫・松平忠直と戦功を競う。前田家取りつぶしを画策する徳川方の陰謀に、股肱(ここう)の臣の富田重政・重康父子の協力を得て、危難を脱するが……。 |
価格:600円(税込 630円) |
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前田利常(下) |
戸部新十郎 |
2005/10/20 |
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豊臣恩顧(おんこ)の福島正則、加藤忠広らの改易(かいえき)が続くなか、利常は英知を駆使して前田家の安泰を目指す。武威(ぶい)の徳川に対し、“文化立国”で挑戦する利常。諸国から一流の職工、芸術家を招き、金沢城下に絢爛豪華な百万石文化を築く。辰巳用水の掘削(くっさく)、“改作法”など、善政を敷いた名君の実像を『前田利家』『前田太平記』の著者が渾身(こんしん)の筆致で描く、長編歴史大作! |
価格:600円(税込 630円) |
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仇花(あだばな) |
諸田玲子 |
2007/3/20 |
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怒声と哄笑(こうしょう)、砂煙をあげて駆けぬける人馬――覇者・家康が治める江戸。争乱のるつぼで生まれ育ったお六(ろく)は、そんじょそこらの小娘ではない。愛くるしい笑顔の内に、とてつもない図太さを秘めていた。栄耀栄華(えいようえいが)を手に入れたい、我が手で天下を取りたい。――恋も財も地位も、すべてを欲しがった女、徳川家康最後の側室・お六。その激しくも儚(はかな)い生涯を描く傑作長編。 |
価格:600円(税込 630円) |
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まことの花 |
六道 慧 |
2006/4/20 |
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生田数之進(いくたかずのしん)は、不審のある藩を調べる幕府御算用者(ばくふごさんようもの)。今回は無類の狂言好き、若狭守(わかさのかみ)村芳が治める吉田藩に潜入することに。前藩主の亡霊騒動、姿を見せない奥方の謎。その裏には本家と分家の争いが!? 仕掛けられた「連環(れんかん)の計」とは、そして、鶯の鳴き声が招くのは、藩の改易か繁栄か。数之進の千両智恵が大活躍。江戸の町に桜の嵐が吹き荒れる。 |
価格:600円(税込 630円) |
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島津義弘 |
徳永真一郎 |
1992/12/20 |
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骨肉相食(こつにくあいは)む戦国の世、島津家は親子兄弟が堅固な団結力をもって、薩摩・大隅・日向、やがては九州全土の征服を目指した。二十歳(はたち)の初陣で大勝した義弘は、輝かしい武名を残すが、関ヶ原の合戦に敗れ、家康陣の前を敵中突破、“島津の早駈(はやが)け”で名を挙げ、薩摩藩の繁栄の礎(いしずえ)を築く。南国の猛将の生涯を通して、島津一族の絆(きずな)を描いた長編力作。 |
価格:500円(税込 525円) |
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日本剣豪譚 戦国編 |
戸部新十郎 |
1989/8/20 |
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一ノ太刀(たち)・塚原卜伝(つかはらぼくでん)、陰(かげ)ノ流(ながれ)・上泉伊勢守(こういずみいせのかみ)、小太刀・富田勢源(とだせいげん)、水月・柳生石舟斎(やぎゅうせきしゅうさい)、無想剣・伊東一刀斎(いとういっとうさい)から孤高の宮本武蔵(みやもとむさし)まで、戦国の世に繚乱(りょうらん)と花開かせた剣法中興の祖たち。死生のはざまで体得した不動の人生! |
価格:500円(税込 525円) |
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梟(ふくろう)の宿 川ばた同心御用扣(四) |
西村 望 |
2006/1/20 |
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突然いなくなった娘の母親を投げ文で呼び出し陵辱(りょうじょく)した男と、六年前に起きた殺しの容疑者は同一人物か? 南町奉行所の同心・秋山五六郎(あきやまごろくろう)は、元同心の父・三四郎(さんしろう)から未解決に終わった事件の概要(がいよう)を聞き、一から洗い直しを決意する。そんな時、行方知れずだった娘が見つかり、さらに思わぬ人物までもが……。やがて五六郎たちの前に、意外な真相が浮かんできた。 |
価格:500円(税込 525円) |
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巴(ともえ)御前(三) |
松本利昭 |
1990/3/20 |
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燦然(さんぜん)と輝く黄金(こがね)づくりの天冠(てんかん)を額につけた巴(ともえ)御前は、この国を一人でしろしめす院政という名の独裁政治を国民(くにたみ)の大衆僉議(たいしゅうせんぎ)による新しい国づくりに変えるべく、愛する義仲(よしなか)と共に都入りを果たしたが……。〈全三巻〉 |
価格:500円(税込 525円) |
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碧燕(へきえん)の剣 |
牧 秀彦 |
2006/6/20 |
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根津権現(ねづごんげん)の門前町、留蔵の辻番所に持ち込まれた前代未聞の闇仕事。理不尽な悪行狼藉(あくぎょうろうぜき)を働いたのは、長崎からやって来たオランダ剣士だという。江戸を離れられない留蔵と伊織を残し、単身、西へ向かう弥十郎。異国の剣の遣い手は、剛力でならす手練(てだれ)だった。果たして弥十郎に勝機はあるのか!?(対決・異人剣)。徐々に記憶を取り戻す弥十郎の行く末は? |
価格:500円(税込 525円) |
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巴(ともえ)御前(二) |
松本利昭 |
1990/1/20 |
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「戦(いくさ)とは策なり。戦わずして勝つ事なり」――愛する木曽義仲の身を守る女武者・巴(ともえ)御前は、海内無双(かいないむそう)の勇者であるだけでなく、常に策を巡(めぐ)らすことをも心掛けた。これは天下第一の美女、波瀾(はらん)の合戦記である。〈全三巻〉 |
価格:500円(税込 525円) |
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朱鞘安兵衛(しゅざややすべえ) |
津本 陽 |
1996/1/20 |
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越後新発田(えちごしばた)城下で新陰流の太刀(たち)を学んだ中山安兵衛は、その後、馬庭念流の樋口道場へ入門。天性の剣筋で頭角を現わす彼に、高弟(こうてい)の妹が密かに思いを寄せる。だが、すでに妻子ある身、悩み抜いた末、江戸へ出奔(しゅっぽん)。荒稽古で名高い堀内道場で、代稽古をつける四天王の一人となった。高田馬場の決闘を経て、吉良邸討ち入りを果たす、堀部安兵衛の無敵の剣を描く血風録! |
価格:600円(税込 630円) |
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妖 藩 記 |
菊地秀行 |
2006/5/20 |
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異常な怪異が起きる地、信州の小藩・夕城(ゆうき)藩。その城下に不敗を誇る「神影(しんえい)館」があった。そこは、豪剣無双の師範・紫暮左近(しぐれさこん)と、その兄で、決して姿を現さぬ謎の美剣士・右近(うこん)の道場。今、記憶を失った大男がそこに挑もうとしていた。その正体、そして彼を導く謎の男の思惑とは――。夕城藩に他所者(よそもの)が侵入するとき、次々と奇怪な事件が起こる! 傑作伝奇時代小説。 |
価格:500円(税込 525円) |
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