|
|
|
|
木枯し紋次郎(十二) |
笹沢左保 |
1997/12/20 |
|
|
奥州路、そこは賭場も親分衆の住まいもなく、渡世人にとっては禁断の土地であった。しかし、清水港から千石船で銚子に向かった紋次郎は、途中暴風雨にあい、八戸に流れついてしまった。一日も早く関八州に抜けなければならない。――紋次郎を追う、侠客・大前田栄五郎がはなった三十人の刺客と一刀流の達人。紋次郎に勝ち目はない。シリーズ初の長編大作。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
木枯し紋次郎(十三) |
笹沢左保 |
1998/1/20 |
|
|
渡世人の一団に追われた紋次郎は、霧の中で突然弓矢の攻撃を受けた。勘だけを頼りに人影に斬りつけると、相手は意外にも猟師の親娘。娘はその傷のために嫁入り話が破談となった。償いをしようとあせる紋次郎は、五十両で「人斬り」を請け負うのだが、殺す人物はなんと……!? 人の世の哀しさ、わびしさ、そこにきらりと光る紋次郎の優しさ。詩情あふれる見事な時代小説。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
叛 臣 |
多岐川 恭 |
2000/7/20 |
|
|
「おれは逆賊にはなりたくない」と叫ぶ足利尊氏を歴史に翻弄される愚直な武将として描く『叛臣』。家康の筆頭家老でありながら、裸の愛情を注いでくる秀吉に走った石川数正の、武士の倫理と自己の感情のせめぎ合いを活写する『異端の三河武士』。上下関係の厳しい武家社会にあって、あえて背いて生きることを選択した人間の性格と揺れる感情を丁寧に追った傑作7編。(『異端の三河武士』改題) |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
おぼろ隠密記 |
六道 慧 |
2000/8/20 |
|
|
和菓子の老舗・華月堂の看板娘・橘華月は隠密だった! 吉原の花魁が、なぜか喜悦の表情を浮かべて次々に変死を遂げた。早速、仲間の宮本暁良、平賀拓海と、事件解決に乗り出した華月を待っていたものは!? 事件現場に残された謎の箱庭、妖しの術を使う陰陽師の影、さらに、田沼意次の野望……。 著者の新境地を拓く、新感覚時代小説 |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
政宗の天下(上) |
中津文彦 |
2000/6/20 |
|
|
慶長五年(1600年)、伊達政宗は、関ヶ原に向かう徳川家康に呼応し、上杉景勝と睨み合いをつづけていた。関ヶ原の合戦に勝利するには、上杉軍の追撃を阻止しなければならない――。しかし、家康の命運が政宗の手に握られたそのとき、政宗は景勝と密かに和睦、矛先を江戸城攻撃へと翻した! 綿密な考証のもと、歴史を大胆な発想で捉えなおした、新感覚歴史小説。 |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
政宗の天下(下) |
中津文彦 |
2000/6/20 |
|
|
慶長五年(1600年)、川越の合戦で、伊達政宗率いる奥羽連合軍が徳川家康を破ると、天下の情勢は一気に政宗に傾いた。東西両軍の諸将にとって大きな脅威となった政宗は、自身を陥れる謀略を巧みに押さえ込み、ついに石田三成を失脚に追い込んだ。政宗が征夷大将軍となる日も近い――。綿密な考証のもと、新しい発想で歴史を捉えなおす新感覚歴史小説、完結編。 |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
政宗の天下(上・下合冊版) |
中津文彦 |
/ / |
|
|
慶長五年、伊達政宗は、上杉景勝とにらみ合っていた。徳川家康が関ヶ原で勝利するため、上杉上洛の阻止戦略だった。が、天下を狙う政宗は、密かに景勝と和睦していた。政宗は川越の合戦で家康を破り、石田三成を失脚させ征夷大将軍に! もし政宗が天下を取ったら……。もう一つの発想で歴史を描いた新感覚小説。 |
価格:1000円(税込 1050円) |
|
|
|
|
|
木枯し紋次郎(十一) |
笹沢左保 |
1997/11/20 |
|
|
紋次郎は夕焼けを眺めながら、峠路を下る。五、六歩行ってから振り返り、唇の中心に移した楊枝に息を集めた。木枯しに似た音とともに、楊枝は吹き矢のように飛んだ。峠路を下る木枯し紋次郎の顔に、表情はない。……人を冷たく引き離しながら、密接に関わってしまう紋次郎。その乾いた心情の底にある人間の温かみ。旅はまだ終わらない。道の先にはどんな風景が……? |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
木枯し紋次郎(十) |
笹沢左保 |
1997/10/20 |
|
|
上州の亀穴峠を行く木枯し紋次郎は突如襲われた。相手は山で育った八人兄弟。山刀、槍、弓矢、それぞれ独自の武器を使い、鍛錬を積んでいる。……行く手には「無」、引き返してもやはり「無」。無宿の流れ者、渡世人はそれでも、命を狙う者たちへ向かって前へ進むほかはない。――非情な紋次郎と哀しい女たちのドラマを描いて、股旅小説に斬新な世界を拓いた伝説のシリーズ。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
幕末水滸伝 |
三好 徹 |
2001/9/20 |
|
|
直心影流の剣士・香月源四郎は、刺客の手から、油商を営む紀ノ国屋利八父娘を救ったことで、幕末の混乱に巻き込まれていく……。その渦中で、勝海舟、福沢諭吉を知り、坂本龍馬、沖田総司と交わることになる。源四郎の活人剣が閃光を放ち、龍馬の短銃が轟音を発する。そして、大政奉還へ……。日本の夜明けに、輝きながら駆け抜けた青春群像を描く! |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
江戸の大山師 |
赤松光夫 |
2001/12/20 |
|
|
四国高松藩の下級武士の家に生まれた平賀源内は、長崎で混血の花魁を連れだし、江戸へ出た。家業も家督も捨て、気ままな男やもめの源内だが、いい女にはすぐ靡く。彼は老中・田沼意次の庇護の許、天性の才覚を発揮して本草学、物産学、文学、更にはエレキテルの発明と一攫千金の夢を追いつづけるが……。日本の発明王にして稀代の好色漢・平賀源内の破天荒な生涯。 |
価格:600円(税込 630円) |
|
|
|
|
|
馳けろ雑兵 |
多岐川 恭 |
1998/12/20 |
|
|
桶狭間――織田信長の運命を拓いた大戦(おおいくさ)は、麾下の雑兵の運命をも変えた。蛭間兵八は運よく手柄を立て、合戦のさなかに出会った女を娶る。ひたすら馳け、泥にまみれ、そして、女を抱く……。信長はじめ、名だたる武将のもと、合戦に明け暮れながら、兵八は激動の戦国時代を生き抜いていく。一兵卒の視点から描いた異色の戦国時代小説!(『馳けろ雑兵―御先祖様功名記 ―』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
一休暗夜行 |
朝松 健 |
2001/1/20 |
|
|
「ほしみる」を探しだし焼き尽くせ――謎の言葉を遺し足利義満は死去した。放置すれば天下を逆(さか)しまにするという「ほしみる」の正体、そして在り処は? かくして、四代将軍・義持が、母親を人質にしてまで、その探索に遣わしたのは……誰あろう、主人公・一休宗純。だが、さまざまな怪異、苦難が、一休の前途を阻むのであった!――面白さ比類なし。朝松健の自信作! |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
木枯し紋次郎(九) |
笹沢左保 |
1997/9/20 |
|
|
「三途の川は、独りで渡るもんでござんす」冷ややかな目でそう言うと、渡世人は長脇差を鞘に納めた。北国街道を行く紋次郎の顔に表情はない。……行きずりの男から託された荷物、間に合わなければ子供が間引かれるという。紋次郎は騙されたのか!? なかに二百両の小判が入っていた。――虚無と孤独が色濃く漂う時代劇のスーパーヒーローが、今日も街道を足早に通り過ぎる。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
木枯し紋次郎(八) |
笹沢左保 |
1997/8/20 |
|
|
うっそうとした木々、蝉の声に包まれた山道に突如降りつける夏の驟雨……。木曽路を進む木枯し紋次郎はそんな時、幼馴染みの長兵衛とお鶴に出会った。久しぶりの三人が巻き込まれる一大事!? 身を引き裂かれるような状況に立たされる紋次郎。ついにその長脇差は、情容赦なく光った! 全編みなぎる斬新な趣向と密度濃いドラマ。人の魂を震わす、感動の物語。 |
価格:400円(税込 420円) |
|
|
|
|
|
天魔の乱 |
志津三郎 |
2001/4/20 |
|
|
天文三年、尾張織田家に男児が誕生した。幼名を吉法師(信長)。十四歳で初陣の後、うつけを演じながら異能を発揮し、人外の化生としての一端をみせる。父・信秀の死後、織田一族の抗争が激化。信長は弟・信行を謀殺して尾張を統一する。やがて尾張を狙う駿河の大守・今川義元の大軍勢が侵攻してきた……。歴史の闇に閉ざされた信長像に、新解釈で挑む異色時代長編! |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
剣鬼・根岸兎角 |
峰 隆一郎 |
1998/5/20 |
|
|
木刀で相手を打ち殺すほどの凄まじい腕前の根岸兎角。彼は、病いに倒れた師・諸岡一羽を見捨てて出奔、武者修行の旅に出た。途中、豪商の娘を救った縁により、小田原に道場を開き大いに繁昌する。だが、一羽の高弟たちは兎角を師の仇と付け狙い、やがて江戸城大手門前の橋上で、因縁の果たし合いが……。剣と女に賭けた鬼才の奔放な生きざまを描く、人斬り絵巻。 |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
冥府の刺客 |
勝目 梓 |
1999/1/20 |
|
|
長崎の女郎・花桂は、同じ宿の女郎・薄雲に元気がないのが気になっていた。それを尋ねると、薄雲は、天草四郎と情を通じたと話した。総大将の四郎が討ち死にした島原の乱が治まってから、すでに十二年が過ぎている。討たれた首は替え玉のものだったのか。四郎は、原城に散った一揆勢三万七千余の血涙の思いをはらすとも語っていた。史実に挑む「性と暴力」の新路線。 |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
北風の伊三郎 |
笹沢左保 |
1991/6/20 |
|
|
裏街道を歩く者たち、追われている者、秘密の旅をする者、無宿人、それに女連れの旅人。下総無宿の北風の伊三郎もそんな一人だった。必殺の技、片目隠しの突きが空気を裂くとき、北風の音が聞こえるという。渡世の義理で用心棒を引き受けた伊三郎は、密命を帯びる武家の兄妹を守って、江戸まで五百三十キロ、敵がひしめく中仙道をひた走った……。 |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|
|
|
尼僧忍法 一番首 |
赤松光夫 |
2000/8/20 |
|
|
今川の人質として駿府に向かう松平竹千代(家康)が、尾張の織田に奪い去られた。竹千代に付き従う伊賀忍者お光は、信長に彼の出生の秘密を話す。竹千代は双子なのか。やがて織田と今川で人質交換が成立。信長は本物の竹千代を近習とし、ニセ者を今川に送る。数奇な運命をもつ二人は若武者に成長し、敵味方となって田楽狭間で対決する。新尼僧シリーズ。 |
価格:500円(税込 525円) |
|
|
|