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木枯し紋次郎(七) |
笹沢左保 |
1997/7/20 |
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紋次郎は、死を直視していた。非情冷徹な彼が、狂女の言葉を信じ、あざむかれたのだ。追っ手は二十四人。助かる見込みは万に一つもない。紋次郎の意識は朦朧とした。またある日、紋次郎は六人の大男を相手に決然と立ち向かった。全員を泥田の中に倒し去って行く。「あっしには、今日しかございませんよ」現代的な放浪感覚と、ミステリー仕掛けのどんでん返しが圧巻。 |
価格:400円(税込 420円) |
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木枯し紋次郎(六) |
笹沢左保 |
1997/6/20 |
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道中支度の長身、風雨に晒されて黒く変色した三度笠が大粒の雨を弾き返している。次の瞬間、大音響が轟いた。渡世人は落雷の衝撃で意識を失った。二十年ぶりに生まれ故郷の三日月村を訪れた紋次郎であった。石切り人足与作の孫娘に助けられて回復した紋次郎は、与作老人が、実は盗賊泥亀の喜三郎の仮の姿だと知る……。サスペンスと鮮やかなどんでん返し! |
価格:400円(税込 420円) |
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乱波の首 賞金首(三) |
宮城賢秀 |
2001/11/20 |
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賞金稼ぎの草鹿才蔵が追う、盗賊・風祭小五郎が首なし死体で発見された。検死に向かった才蔵たちは、そこで盗賊・足柄の大猿一味に襲われた人々を救う。その後、才蔵は大猿が放った刺客を次々と斃し、悪徳商人と結託した大猿を追いつめる。やがて、才蔵の許にある生首を奪還すべく、風祭一党が襲いかかってきた。――快調なテンポの『賞金首』第3弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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真田幸村の妻 |
阿井景子 |
2001/10/20 |
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慶長五年、関ヶ原の戦いで西軍に与した真田昌幸・幸村父子は敗北し、高野山に蟄居となった。幸村に同行する妻・竹姫と子供たち。だが、高野山は女人禁制の地。妻子は夫と別々に暮らさなければならない。帰るべき実家を失った竹姫たちを待ち受けていたのは、過酷な日々であった。――綿密な取材と厖大な史料を駆使し、戦国武将の妻の視点から描いた長編歴史小説! |
価格:400円(税込 420円) |
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居座り侍 |
多岐川 恭 |
1990/7/20 |
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向島の一膳めし屋上総屋にやって来た奇妙な風体の侍。めし代のかわりに下働きをはじめ、いつの間にか居座ってしまった。ちょうどその頃、本所一帯を荒らす賊が現われ……。しっとりした味わいの傑作時代小説集。 |
価格:500円(税込 525円) |
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奥州の牙 |
峰 隆一郎 |
2001/1/20 |
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全身全霊を込めて水無流三郎は浪人を雁金に斬り裂く。もう幾人を冥土に送ったことか。この男、仙台藩百二十石の藩士だ。三歳より本身の脇指を受け、「竹刀は遊び、真剣で斬り覚えよ」と父から鍛え抜かれてきた。二十五歳の折、藩の武芸大会で上級者を破り、恨みを買った。水無は遂に同士へ必殺の刃を向ける……。剣豪作家が書き遺した「牙」シリーズの大団円! |
価格:400円(税込 420円) |
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木枯し紋次郎(四) |
笹沢左保 |
1997/4/20 |
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「あっしは人を信じねえ代わりに、人から信じられるのも嫌えな性分です」天保の改革、大塩平八郎の乱、米船の浦賀への入港……。しかし紋次郎に限らず、農民も商人もやくざな稼業の者も、時勢の変動を感知することなく、その日の生活に追われていた。俗世に係わらず、義理にも人情にも煩わされずという生き方こそ、紋次郎がそこで学んだことであった。 |
価格:400円(税込 420円) |
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木枯し紋次郎(五) |
笹沢左保 |
1997/5/20 |
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「生きる張り合いも、生き甲斐もなかった。その日が去れば昨日だし、その日が来れば今日だった。明日という日は、ないのである」渡世人・紋次郎が今日生きる自分を守るのは、刃渡り二尺の頑丈な刀。道中合羽で刀を隠し、大勢を相手に変幻自在の戦法を取る。……漠とした不安ただよう天保年間を駆けぬけた紋次郎が、21世紀の現代に時代を超えて甦る。 |
価格:400円(税込 420円) |
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大盗賊・日本左衛門(上・下合冊版) |
志津三郎 |
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八代将軍吉宗の頃、日本左衛門率いる一味が、東海道筋を荒らしていた。ある日、豪農の娘・佐和を凌辱しようとするが、柳生流の達人・高田賛四郎に阻まれた。老中は火付盗賊改に左衛門一味の探索を命ずる。一方、賛四郎は独自の捜索を開始、ついに京に潜伏する左衛門を見つけだした。最後の決闘は如何。手に汗にぎる痛快時代巨編。 |
価格:900円(税込 945円) |
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大盗賊・日本左衛門(下) |
志津三郎 |
2000/3/20 |
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豪農・長右衛門が盗賊集団追放のため、江戸表に強訴の使者を送るが、左衛門の命を受けた集団に襲われ絶命。再度、高田賛四郎が使者にたち、江戸に訴状を運ぶ。奉行の上申で、老中は火付盗賊改に一味の探索を命ずる。賛四郎は佐和を看取りながら、独自の捜索を開始する。ついに、彼は、京に潜伏する左衛門を見つけだし、最後の決闘を挑む。痛快時代巨編! |
価格:500円(税込 525円) |
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大盗賊・日本左衛門(上) |
志津三郎 |
2000/3/20 |
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八代将軍吉宗の頃、全身黒装束の異形の日本左衛門が率いる一味が、東海道筋を荒らし回っていた。ある日、左衛門は御油の豪農・長右衛門の娘・佐和を凌辱せんと画策、襲撃する。だが、佐和を妹のように可愛がる柳生流の達人・高田賛四郎に阻まれた。やがて佐和は婚約し、その祝言の夜、ふたたび左衛門が襲い、彼女を凌辱して逃亡した……。長編時代ロマン。 |
価格:500円(税込 525円) |
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公儀隠密行 |
宮城賢秀 |
2001/9/20 |
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江戸の吉原で女衒が無頼に刺殺された。捕縛した無頼の自白から、依頼人として海藻問屋の番頭・市松が浮かぶ。その市松は間諜(スパイ)を仕立て、幕閣の機密を探っており、背後に島原藩の影が!? お庭番・北条左近は、実兄・水野出羽守忠成の指示で市松の行方を追う。やがて左近は、将軍・家斉から密命を受け、長崎へと旅立つが……。ますます快調の“裏お庭番探索控”第四弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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木枯し紋次郎(三) |
笹沢左保 |
1997/3/20 |
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「あっしには、かかわりのねえことでござんす」その渡世人の左頬には、古い刀傷の跡がある。さらに彼は唇の左端に十五センチほどの手製の楊枝をくわえている。紋次郎のこのトレードマークは、十二、三年前、彼がまだ二十歳前のある出来事に由来していた……。上州新田郡三日月村の貧農の息子は、まさにこの瞬間から、永遠のヒーローに生まれ変わったのである。 |
価格:400円(税込 420円) |
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木枯し紋次郎(一) |
笹沢左保 |
1997/1/20 |
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「人間には一生に一度や二度、計算に合わなくてもやらなればならねえことがあるもんだ」三度笠に汚れた道中合羽、手甲脚絆。頑丈一辺倒の長脇差とトレードマークの長い楊枝。……幼馴染みの兄弟分に裏切られ、罠におちた紋次郎の頬の刀傷がひきつった。くわえ楊枝が震えて、木枯しに似た乾いた音が、高く鋭く鳴った。時代小説のスーパー・ヒーロー、待望の登場。 |
価格:400円(税込 420円) |
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木枯し紋次郎(二) |
笹沢左保 |
1997/2/20 |
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貧しい農家の六番目に生まれた紋次郎は、母親の手で間引きされる運命だった。姉のお光の機転で救われた幼い命は、しかし孤独と虚無を育んでいった。……人を頼るから裏切られる。頼られてしまえば裏切ることもある。ならばいっそ何事にも関わりを持たず独りのほうがいい。くわえた楊枝が木枯しに似た音を出す。木枯し紋次郎の孤独な旅は、まだ始まったばかりだ。 |
価格:400円(税込 420円) |
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加賀の牙 |
峰 隆一郎 |
2000/7/20 |
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加賀藩士・羅宇甚八は、七十石の禄を食む軽輩だ。藩は代々、八家の合議制で成り立ち、重臣たちが牛耳る。甚八は日々、浪人を斬り女を抱くことで、退屈を紛らわしていた。そこに修羅と名乗る謎の男が出現し、藩士斬殺が相次ぐ。果たして、甚八が修羅なのか? 窮地に陥る彼に意外な人物が救いの手を……。時代小説の第一人者が渾身の筆致で描く。 |
価格:500円(税込 525円) |
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べらんめえ侍 |
多岐川 恭 |
1998/6/20 |
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天下泰平の世にあって、平山行蔵は異彩を放っていた。伊賀の流れを引く武家として、厳しい鍛錬に明け暮れ、女は修業の妨げ、と目もくれない。ある夜、友人に酔い潰された行蔵が目を覚ますと、かたわらには艶やかな女が……。(「べらんめえ侍」) 色と欲に目がくらんだ破戒僧、盗人、やくざもの、赤穂義士……江戸の町の群像を切れ味鋭く描いた傑作短編集!(『江戸智能犯』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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日本遊侠伝 |
笹沢左保 |
1988/11/20 |
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江戸泰平の世にあえて背を向け、渡世の掟と仁義に生きる男たち。国定忠治、幡随院長兵衛、新門辰五郎、吃安ら七人の侠客から町奴の波瀾の生涯を、時代背景をふまえながら克明に描いた力作。現代の男にとって侠客とは? |
価格:500円(税込 525円) |
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さすらい街道 |
笹沢左保 |
1988/8/20 |
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下総無宿、夜番の丹次郎は、孤独の影をひきずる旅鴉。「下手人は必ずおれが、たたっ斬る」顔馴染みになった小料理屋一家を、無残にも殺害した群雲の伝兵衛。丹次郎は仇を討つべく、その無宿者のあとを追った。ついに追い詰めた。しかし伝兵衛は国定忠治に斬られ、ふしぎな三つの言葉を残して死んだ。推理小説的手法を用い、股旅小説に新風を送る傑作。 |
価格:700円(税込 735円) |
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元禄絵巻 |
南條範夫 |
1998/10/20 |
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吉良邸討入りを前に、赤穂浪士・磯谷十郎左衛門の心は揺れていた。小間物問屋の美しい若後家・お弓への思慕。運命の日、十郎左衛門はひとり、お弓の家の前に立った。永の別れを告げるため。討入りの刻限が迫っていた……。(「浪士慕情」)浅野匠頭刃傷の真相、生類憐憫令の悲喜劇、寵臣・柳沢吉保の思惑など、繚乱の時代・元禄を流麗に描いた傑作時代絵巻! |
価格:400円(税込 420円) |
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