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岡っ引無宿 |
多岐川 恭 |
1998/1/20 |
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浅草の堀田原で、水も滴るばかりの年増が殺されていた。奇妙なことに、番でもするように小猿が乗っていたというのだ。頭を抱え込む親分衆の前に現れたのが、半太と名乗る「渡り者の岡っ引き」。半太は的確な目串で、奇怪な事件の真相を暴いていく。(「女の上に猿がいた」) あちこちの親分を渡り歩いては、颯爽と解決していく姿を小気味よく描いた異色の捕物帖! |
価格:400円(税込 420円) |
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飛騨の牙 |
峰 隆一郎 |
2000/1/20 |
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ある夜、高山藩士・時雨掃部は、酔って絡む浅井嘉三を斬殺した。雁金に一尺五寸、人間業とは思えぬ斬り方に、検死をした中条小三郎は驚く。一度、人を斬ると癖になる。掃部は浪人や山賊を斬ることで快感を覚えるようになった。やがて、浅井の遠縁にあたる目付・南野主水介は、掃部暗殺に討手を差し向けるが……。斬鬼と化した男の壮絶な死闘。「牙」シリーズ第五弾! |
価格:500円(税込 525円) |
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無明の恋火 |
太田経子 |
2000/12/20 |
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江戸の祭は陽気である。だが、おたきには子供がなく、亭主は酒と博奕に凝って留守ばかり。そんな折、男やもめで絵師の佐助が二歳の子を連れて長屋の隣に越してくる。祭の五目ちらしなど届けるうち、おたきは佐助の家に入り浸った。佐助に絵姿を描かせ、体も与えた。やがて、人気者になった佐助は?(表題作)。江戸情緒と男女の機微を描いて定評の名作八編。 |
価格:500円(税込 525円) |
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鏖 殺 賞金首(二) |
宮城賢秀 |
2001/5/20 |
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賞金稼ぎを生業とする浪人・草鹿才蔵は、相棒の灌太とともに十一番目の賞金首を追った。標的は元・岩槻藩士の権藤転。転には双子の弟がおり、兄弟で転と名乗り、押し込み強盗を重ねていた。やがて才蔵は弟を捕縛、それを知った転は金で雇った刺客を差し向けるが……。才蔵は、必殺の居合斬りで刺客を斃し、転に迫る。『賞金首』第二弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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ちみどろ砂絵 |
都筑道夫 |
1997/6/20 |
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江戸は日本橋川の渡し舟から男が消えた。男は下手人で、両岸を岡っ引きたちがしっかり見張っていたから謎は深まるばかり。ここで登場するのが「なめくじ長屋」に住む砂絵かきのセンセー。長屋の大道芸人たちを手足に使い、名推理で事件を見事に解決していく〔「よろいの渡し」〕。推理小説界に旋風を巻き起こし「ベストワン」と絶賛された、シリーズの記念すべき第一作! |
価格:500円(税込 525円) |
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華麗なる割腹 |
南條範夫 |
1998/3/20 |
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三代将軍家光が没した。恩寵に与った重臣は、追腹切って殉死した。さらにその家臣たちも。だが、そのなかにあって大組頭・山岡主馬は異彩を放っていた。殉死する理由のない山岡の願いはただひとつ、人の目を愕かせる華々しいやり方で腹かっさばくことだったのだ。(「華麗なる割腹」) 武士(もののふ)の凄絶な美学を縦横無尽に描き切った傑作歴史小説! |
価格:500円(税込 525円) |
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闇与力おんな秘帖 |
多岐川 恭 |
1997/11/20 |
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牢屋敷で女囚が首を吊った。やって来た「闇与力」半次郎が目をつけたのは、新入りの女囚・お葉。秘かに女牢から引き取った半次郎は、奉行所が与り知らぬ「闇の仕置き」の探り役に仕立て上げる。お葉は、文字どおり相手の懐ろに飛び込み、魂をとろかす妖艶なからだを惜しげもなく与えながら、男顔負けの度胸で悪事のからくりを暴いていく。捻りのきいた異色の捕物帖! |
価格:500円(税込 525円) |
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賞 金 首 |
宮城賢秀 |
2001/1/20 |
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草鹿才蔵、二十七歳。三年前より賞金稼ぎを生業とする。一刀流の凄腕と五寸釘を武器に狙った獲物は逃さない。町年寄・『樽屋』藤左右衛門の依頼で、既に六人の首を刎ねた。才蔵は、相棒の灌太が突き止めた標的を次々と斃していく。だが、九人目の賞金首を追う最中、幕府転覆を企む噂が彼の耳に……!? |
価格:400円(税込 420円) |
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人間の剣 幕末維新編(下) |
森村誠一 |
1997/1/20 |
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無銘剣を欲していた十四代将軍家茂は、大坂城で病没。遺志を継いだ小姓小笠原刑馬は、剣を探る旅の途につく。一方、坂本龍馬暗殺を見届けた無銘剣は、転々として沖田総司の腰間にあった。沖田が一刀両断を狙う生涯最強の敵とは誰か? 波瀾万丈の幕末維新期、数奇な運命をたどる一本の無銘剣。物語は西南戦争へと続く……。作者畢生の大作、ここに完結! |
価格:600円(税込 630円) |
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人間の剣 幕末維新編(上・下合冊版) |
森村誠一 |
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携えた者には強烈な気力がみなぎる無銘剣。臆病者といわれた男が桜田門外の変で、小姓組の武士が坂下門外の変で、この剣を血で染めた。流転する剣は、京の新選組へ。さらに坂本龍馬暗殺を見届けた無銘剣は、転々として沖田総司の腰間に…。波瀾万丈の幕末維新期に、数奇な運命をたどる一本の剣。物語は西南戦争へと続く。新境地を開く作者畢生の大作! |
価格:1000円(税込 1050円) |
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人間の剣 幕末維新編(上) |
森村誠一 |
1997/1/20 |
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刀身不気味に冴えわたる無銘剣。携えた者には強烈な気力がみなぎり、一閃、血煙が上がる。幕末、大老井伊直弼が斃れた桜田門外の変では、「臆病者」と侮られていた小河原秀之丞が、坂下門外の変では江戸城に斬り込んだ小姓組名取克之助が、この剣を血で染めた……。流転する剣は、さらに京の新選組へ! 剣は動乱の幕末に何を見たか。歴史小説に新境地を拓く力作! |
価格:600円(税込 630円) |
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からくり砂絵 |
都筑道夫 |
1996/10/20 |
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掃きそうじをするからくり人形が、箒のかわりに脇差で大の男を斬りころした!?(「血しぶき人形」)。富士山のような巨石に座敷の中で押しつぶされていた男……(「小梅富士」)。さらには、江戸の怪事件を名推理で見事に解決してきた、ご存じ砂絵のセンセーが雷門前で凍死(こごえし)んでしまった?!(「粗忽長屋」)。通理奇異(とりっきい)な傑作揃い! |
価格:500円(税込 525円) |
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からくり東海道 |
泡坂妻夫 |
1999/6/20 |
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天保十年正月。尾張藩江戸下屋敷で余興を演じた角兵衛獅子のみつと文吉は、屋敷の庭に“宿場町”が造られているのを見た。十年後、文吉は、小田原宿でたかと名を改めたみつと再会。美少年を引きつれ、悪事を働くたかと手を組む文吉。三人は、箱根山中に眠るという大久保長安の埋蔵金を狙うが……。奇抜な発想、幾重にも仕掛けを絡ませた痛快時代ミステリー。 |
価格:500円(税込 525円) |
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出戻り侍 |
多岐川 恭 |
1994/4/20 |
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貧乏御家人の次男坊・善吉のところに、悪友の喜之助が、うまい話をもってきた。「黒門町の馬具屋に養子に行かないか」うまい話には裏があるもの。はたして、美しい娘と夫婦になり、婿養子におさまった善吉は、複雑なお家の事情に巻き込まれ、命まで狙われる羽目に……。意表をつくトリックと江戸情緒、そして人情の機微を兼ね備えた時代推理傑作集!(『深川売春宿』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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越前の牙 |
峰 隆一郎 |
1998/1/20 |
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越前・鯖江藩士猿丸周介は、道場剣法を嫌い、独り山中で真剣の腕を磨く。望みどおり藩の剣術大会で優勝するが、周囲の妬みをうけ、やむをえず脱藩。浪人の身となった彼は、人斬りの魔力に憑かれ、殺生を重ねてゆく。やがて名古屋の地で道場主の娘と満ちたりた日々を送る周介の前に、仇と狙う一団が……。真剣必殺の技と男女の性を描く、好評「牙」シリーズ! |
価格:400円(税込 420円) |
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暗闇大名 |
赤松光夫 |
1998/9/20 |
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諸大名のなかでも名門のうちに数えられる、秋田藩主・佐竹義真。彼は、まだ後嗣の子もないまま重病の床に臥した。そのため、秋田藩にとっては幕府の御三家にも等しい格式の、式部家・壱岐家の両家が、佐竹宗家の後嗣の座をめぐって対立。東北の大藩に騒動の気配を察知した尼僧お庭番・鈴鹿は、ただちに配下の浅尾に、事件の調査を命じた。 |
価格:500円(税込 525円) |
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お耳役桧十三郎捕物帖 |
島田一男 |
1985/11/20 |
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将軍家斉の姫君が天降るのはどの藩か? 自藩の財政危機も招きかねない一大事の真相を究明すべく、秋田藩の“情報官”であるお耳役・檜十三郎の大仕事が開始された! 推理界の重鎮が放つ時代小説の快作! |
価格:500円(税込 525円) |
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さかしま砂絵 |
都筑道夫 |
1999/1/20 |
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雨がそぼ降る日暮れ時、本所を歩いていた若旦那が「おいてけえ」の声とともに消えうせた。これぞまさしく本所七不思議「置いてけ堀」!? とくれば、江戸の怪事件を見事に解決してきた砂絵かきのセンセーの出番だ。その真相は? 〔「置いてけ堀」〕 切れ味鋭い推理、あっと驚く結末、精緻な江戸の風物描写で読者を魅了しつづける傑作シリーズ! |
価格:500円(税込 525円) |
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斬殺指令 |
宮城賢秀 |
2000/11/20 |
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偽無尽講を企む俊藤こと細谷俊蔵が、金で無頼を雇い大津代官所江戸屋敷を襲撃した。これに激怒した将軍家斉(いえなり)は、密偵・北条左近に斬殺指令を下す。商人の母娘を攫い、江戸を逃れた俊藤を追う左近主従は、彦根城下でついに彼を捕縛した。が、危険を察知した黒幕が忍者集団を放ち、俊藤の口を封じ、さらに左近主従を襲わせた……。好評“裏お庭番”シリーズ第三弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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柳生秘帖(下) |
志津三郎 |
1998/8/20 |
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柳生流の美剣士・金春七郎は、全国で同時多発的に反乱を起こそうとする由井正雪一派の陰謀を察知。そのなかには将軍位を窺う紀州の徳川頼宣も加わっていた。だが、未だ首魁の顔が見えてこない。やがて浮かんできた世阿弥生存説。七郎は妹を人質にとられ秘境の地に連行される。そこに翁の面をつけた世阿弥が……。柳生剣客列伝から抹殺された天才剣士を描く長編力作。 |
価格:500円(税込 525円) |
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