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異端の殺し屋 |
邦光史郎 |
1992/7/20 |
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「島田左近は、おいが斬る!」 薩摩藩の志士・田中新兵衛は、勤王派にとって仇敵である左近の暗殺を決意した。成功すれば、その報酬で、惚れた女郎小りんに会えるのだ。――果たして、示現流の一太刀で、見事、左近の首は宙に躍ったのだが……。 ともに「人斬り」と称された新兵衛と土佐藩の岡田以蔵。ふたりの悲劇を描いた標題作のほか、著者会心の時代小説集! |
価格:600円(税込 630円) |
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士魂魔道(下) |
南條範夫 |
1987/10/20 |
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大坂の役以来の仲間たちが、利欲にふけり悪の道に転落していった。しかし、力強く我が道を行く深見重兵衛。彼は執拗に挑みかかる忍者の群と戦いつつ、初恋の人を追い求める。激情の渦いよいよ奔放の完結編! |
価格:800円(税込 840円) |
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士魂魔道(上) |
南條範夫 |
1987/10/20 |
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大坂落城の猛火を逃れ、さまざまな運命をたどる落武者たち。その一人、無双の剣技に颯爽と己の道を切り開く深見重兵衛。政権の礎ようやく固まる江戸をめざす人々の姿を酷薄に描く、凄絶非情の長編力作! |
価格:800円(税込 840円) |
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篝 火 |
尾崎士郎 |
1990/1/20 |
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亡き豊太閤の遺志を無視して、着々と自己の勢威を拡大する家康に、真正面から対決を迫る石田三成。天下分け目の関ヶ原を背景に、三成と西軍諸将たちの、それぞれの生きざまを鮮烈に描いた傑作。 |
価格:700円(税込 735円) |
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淀 君 |
徳永真一郎 |
1994/8/20 |
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浅井家の姫と生まれながら、心ならずも、父母を討ち滅ぼした敵将・豊臣秀吉の側室になった淀の方。苛酷な運命に、ただ従うほかはなかった淀君も、「せめて、浅井の血をひく秀頼を天下の主に」と、強大な徳川家康を相手に、己の意地を張り通す。――“豊臣家を滅亡に追いこんだ悪女”という従来の見方を覆し、新しい角度から戦国を生きた女の実像に迫る長編歴史小説。 |
価格:700円(税込 735円) |
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白 髪 鬼 |
岡本綺堂 |
1989/7/20 |
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壇ノ浦から落ちのびた平家の官女の怨念を秘める幽霊藻(「水鬼」)。試験場にきまって現われる髪の白い女の正体は?(「白髪鬼」)。――など、名作十三編を収録。人々を妖気漂う幻想の世界に導く、綺堂ならではの怪異の世界。 |
価格:700円(税込 735円) |
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助 太 刀 |
郡 順史 |
1993/2/20 |
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山之辺銀二郎は新婚早々、すぐ江戸藩邸の勤務を命じられた。暫く独り暮らしに戻るのは辛いけど、出世は確実。ところが大恩を受けた人の嫡男・草狩敬之介から、「憎い男と果し合いをやる。助太刀を頼む」と切願された。果し合いは勝っても死罪。吉は凶に変わった。だが銀二郎は頷いた。(第一話・助太刀) 武士が掟に耐え、美しくも残酷に生き抜く士道小説の珠玉集。 |
価格:600円(税込 630円) |
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忍びの者 |
村山知義 |
1987/6/20 |
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伊賀の地に拮抗する百地三太夫、藤林長門守の二大勢力の間で、「影」に徹して生きる忍者の群の中に、若き日の石川五右衛門がいた。歴史の裏側で暗躍した忍者の世界を、現代の眼で捉えなおした記念碑的名作! |
価格:800円(税込 840円) |
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吉田松陰 |
古川 薫 |
1989/6/20 |
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維新を動かした英才たち、高杉晋作や伊藤博文に、大きな影響を与えた松下村塾。その塾長・松陰とは、どんな人物だったのか。三十歳の、短いが燃焼度の高いその生涯を描き、思想と行動を浮き彫りにする。 |
価格:600円(税込 630円) |
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幕末算法伝 |
小野寺公二 |
1994/7/20 |
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最上流算法家の金盛吉之丞は、維新の動乱に巻き込まれ、官軍参謀暗殺の一味に加わって失敗。逃走の途中、負傷して動けぬ親友の渡会清明を手にかけた過去がある。その事情を明かせぬまま、彼は清明の妹・志ほに、実の兄同様の愛情を注ぐ。ところが、志ほは彼を恋人として慕い、ひたむきな思いを寄せていた――。 日本独自の算学(和算)を題材とした、異色の長編時代傑作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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信長の女 |
松本利昭 |
1991/9/20 |
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「信長には何人も女がいたんだ」と言うと、ほとんどの人が、疑わしそうな顔をする。しかし信長には男女合わせて23人の子がいたのである。女性は、7人か8人かいたが、とりわけ愛し合った女性がいた。その女性吉乃が、産後の肥立ちが悪く29歳で死ぬと、信長が一晩中、泣き明かし、小牧山城の望楼から、墓の方角を望んでは涙ぐんでいた。 |
価格:700円(税込 735円) |
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斎藤道三 |
中山義秀 |
1988/3/20 |
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一商人から身を起こして、名家、土岐氏の内紛に乗じ、美濃一国を手中に収めた斎藤道三。その波乱に満ちた生涯を描く傑作『戦国史記』。 |
価格:500円(税込 525円) |
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伝七捕物帳 |
陣出達朗 |
1986/2/20 |
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「やいっ。化けの皮を、てめえで脱いで恐れいってしまえ」 紫ぶさの十手と分銅ぐさりを武器にして、悪人どもを懲らしめる黒門町伝七親分! 大江戸八百八町から京都までを舞台に、痛快ストーリー満載の傑作選。 |
価格:800円(税込 840円) |
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紀伊国屋文左衛門 |
武田八洲満 |
1988/3/20 |
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荒れ狂う風波を衝いて、紀州みかんを江戸に運んだ文ぞう(のちの文左右衛門)は、寛永寺根本中堂の用材調達に男の夢を賭け、力強くわが道を切り拓いて行く…。 時代小説の世界に、新風を吹きこんだ長編力作。 |
価格:800円(税込 840円) |
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長宗我部元親 |
徳永真一郎 |
1992/1/20 |
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色白で目が大きく、「姫若子(ひめわかこ)」と渾名されていた長宗我部家の若殿、元親(もとちか)は、初陣の日に意外にも勇敢な荒武者ぶりを発揮。やがて縦横の機略をめぐらし、周到な駆け引きによって、四国全土を掌握した。 しかし、豊臣秀吉の台頭により、せっかく手に入れた三国を奪われ、もとの土佐一国にもどされる…。全国統一を夢みた男の野望に満ちた生涯を描く力作。 |
価格:700円(税込 735円) |
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元禄霊異伝 |
朝松 健 |
1994/2/20 |
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世は元禄。賑わう廓・吉原で遊女は憑いた悪霊を祓う僧がいた。名を祐天という。 ――そのころ、犬公方・徳川綱吉をあやつる柳沢吉保と隆光は、倒幕の陰謀を企てていた。六義園を通じ、江戸に妖霊を放つつもりなのだ。新井白石の協力を得て、陰謀を察した祐天は、法力でこれに対抗するが……? 江戸の命運やいかに? 新機軸で挑む、壮大な伝奇絵巻! |
価格:700円(税込 735円) |
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石田三成 |
尾崎士郎 |
1988/10/20 |
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死の床にある秀吉をめぐって、北政所と淀殿、石田三成と古参の武将たちが激しく対立。慎重に時を待つ家康の巨大な影が、無言の圧力となって人々を脅かす。 知性の人・石田三成の悲劇を描いた長編歴史小説! |
価格:700円(税込 735円) |
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忍びの者 真田忍者群 |
村山知義 |
1988/12/20 |
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太地の浦で一番の鯨漁師・霧隠才蔵、山伏修行の三好清海、そして服部半蔵率いる忍者の群から生まれでる、海野六郎・筧十蔵。太閤秀吉の朝鮮の役を背景に、忍者伝説の生まれでる源流を鋭く抉った大作! |
価格:800円(税込 840円) |
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南蛮馬 春砂 |
赤木駿介 |
1993/1/20 |
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幕府・御馬方の娘住乃は、父の薦めで輸入された南蛮馬春砂(はるしゃ)の飼育係となった。慣れぬ日本で、最初は頑なになっていた馬たちも、彼女の優しい心に触れて次第になついてくる。幼い時の火傷の痕のためか、良縁に恵まれぬ住乃に、馬とともに来日した外国人ケイズルが熱い思いを寄せるが……。(春砂) 競馬評論を廃業し、最初に発表した文芸的香り高い短編集!(『春砂』改題) |
価格:600円(税込 630円) |
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卑弥呼狂乱 |
安西篤子 |
1991/5/20 |
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ヒミコ(卑弥呼)は神に祈ることで旱(ひでり)には雨を、戦には勝利をもたらしてきた。まだ少女でも一族の女王である誇りを全身に漲らせて育つ。あれから20年、男を惹く美貌も妖しさを加えた。それなのに、近頃、神霊に見放されたか、何のお告げも降りない。周囲の眼は尊敬から軽蔑に変わっていく……(表題作) 直木賞作家が資料を駆使し、現代人の呼吸に調和させた会心の作品群。 |
価格:600円(税込 630円) |
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