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鰻のたたき |
内海隆一郎 |
1997/11/20 |
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松江市内の鰻料理(川郷)の店主がつくる“鰻のたたき”は、常連たちに定評がある。間口一間半の小さな店で、これを肴に呑む単身赴任のサラリーマンと、店主夫婦が板場越しに交わす“人の情”。それでも、別れは必ずついてまわるもの。「因果な商売だな、まったく」店主が、ふっと言った。市政の人々の温かいまなざしと人生の哀歓を描く、傑作選。 |
価格:400円(税込 420円) |
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グロテスクな夜景 |
都筑道夫 |
1990/12/20 |
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「宅配幽霊」「わたくし雨」「会社消失」「円盤銀座」「鏡よ鏡」……と、ふしぎな国の幻燈館に入ったように鮮やかなショート・ショートが52点。あなたの眼を奪い、いつの間にか恐怖の世界へ誘い込む。題して『五十二枚の幻燈たね板』。ほかの5編の恐怖短編小説を加えて面白さを倍増した。都筑道夫ファンには手放せない秀作怪談集。 |
価格:400円(税込 420円) |
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女医彩子の誤診騒動 |
志賀 貢 |
1991/3/20 |
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「お姉ちゃんは、なに使ってんの、ピル、それともリング?」19歳になる従妹の加奈子から相談をうけた才色兼備の女医の卵・彩子はくらくらと眩暈に襲われた。じょうだんではない。当分、医学を恋人と決めている彩子には、無縁のしろものだ。でも、そんな彩子に二人の男が求愛して……。医療の現場を、若き女医の活躍を通して描いた、爽やかであたたかい物語。 |
価格:400円(税込 420円) |
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君は、ぼくの灯台だった |
喜多嶋 隆 |
1996/10/20 |
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万里村桂、28歳。生粋の湘南娘。彼女は柔道の腕と英語力を買われ、「ヨコスカCIA」としての陰の顔を持つ。それは、横須賀に駐在する米兵と日本人とのトラブル解決人(シューター)であった。ある疑問を持たれている、若い士官の妻の元へ、深夜通う日本人少年がいた。その夫は、フィリピンへ赴任中である……。大人の女と少年の、ときめきながらも切ない恋の行方は? |
価格:400円(税込 420円) |
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幸せになろうね |
林 真理子 |
1984/9/10 |
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働くこと、ひいては生きることが、かなりしんどくてつらいというのは、みんなが知っている。だからこそ、よけいな涙は流したくない……。●取引先の男とはここがリミット●外泊した次の日の朝は●“湯わかし室”での上手な会話●カラオケの歌い方にはコツがある●いま好きな男がいるならば……●働く女のための全ノウハウ。 |
価格:300円(税込 315円) |
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ガールズ・トーク |
藤村かおり |
1997/6/20 |
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5人の仲のよい幼なじみのOLたち。そのうちの一人、亜矢子が突然の見合い結婚宣言。しかし、これまでの亜矢子の騒動を知る4人は、複雑な気持ちで披露宴に臨むのだった……。5人の幼友達の友情、それぞれの、恋に結婚に揺れ動く心を通じて、女性にとっての本当の幸せの探し方を描いた新感覚ドラマ。 |
価格:400円(税込 420円) |
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男語おんな語翻訳指南 |
森 瑤子 堀池秀人 |
1996/10/20 |
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女の独断、男の偏見……。同じ時間を共有し同じものを見ても男と女は違う! 友情、挑戦、誤解、ホテル、遊び、香り、迷路、水平線、風景、街……。これら23のテーマをどう考え、どう感じ、いかに表現するか。男って、女って何? 作家・森瑤子と建築家・堀池秀人のリレーションシップ・エッセイ集。異性の考え方を知る翻訳指南。 |
価格:400円(税込 420円) |
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あぶない病院長 |
志賀 貢 |
1997/7/20 |
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正義感が強い絵梨花は、たとえ患者といえども、悪は許さない。今回も、花村妙子にセクハラをする患者・和島一撥に憤っていた。同じころ、妙子のファンの患者・悪戯四人組も一撥を懲らしめようと画策、それがもとで院内は大騒ぎに……。(「セクハラ病棟」より) ナースの日常をユーモラスに、温かな目で見つめた快作。おなじみ月岡彩子も登場の第二弾! |
価格:400円(税込 420円) |
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あやしい患者さん |
志賀 貢 |
1997/1/20 |
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新米看護婦(ナース)の水原絵梨花は、困っていた。ある老人患者の治療について、主治医の保取と当直医の原倉の指示が全く違うのだ。主治医に従うのは当然だが新米ゆえ当直医にも逆らえない。そんなレジンマに悩んでいたある日、保取と原倉が殴り合いのケンカを。(「あぶない病棟」より) 新米ナースの姿を通し、看護婦の実際と医療現場をあたたかい目で人情味豊かに描く傑作! |
価格:400円(税込 420円) |
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不倫ゲーム |
山下勝利 |
1998/1/20 |
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人はなぜ恋をするのか、それも祝福されない危うい恋を。近寄れば火傷をするかもしれない、危険な匂いに惹かれるように、恋に落ちた男と女。しかし、いったん厄介なことになったとき、女は強靱さを発揮し、男は一様に甘い。微妙な年代の女性たちを主人公に、現代に生きる男と女の実話をもとにした、男にとってはいささか怖い14の掌編集。(『あなたの背中に嘘が見えます』改題) |
価格:300円(税込 315円) |
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マリコ・その愛 |
林 真理子 |
1986/2/20 |
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マリコが「愛」を考えた――。☆恋人なんかと、だらだらと内容のない手紙を交わしたいなあ☆ふん、夫婦のキビなんて、私にはよくわからないもん☆温泉宿を本当に楽しむコツは☆人のことばかりあげつらう女ほど、自分のお肉には目がいかない☆人はどうして、誰から教えてもらわなくても愛し方を知っているのだろう……。珠玉のエッセイ。 |
価格:400円(税込 420円) |
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トマトの味噌汁 |
東 理夫 |
2000/2/20 |
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「大好きなトマトの味噌汁!? その究極の食べ方は?」「思い出の五目中華そばはいずこに?」「卵料理に関する考察、そして、卵かけご飯の最高の友とは?」――幼い頃から食べることに眼がなかった著者が探し、食し、作った、美味しいものへ、愛情と感動をこめて、書きつづる! 食べることの楽しさをとことん追求した、くいしんぼエッセイ! |
価格:400円(税込 420円) |
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カモメだけが見ていた |
喜多嶋 隆 |
1996/3/20 |
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万里村桂、27歳、生粋の湘南娘。彼女は柔道の腕と英語力を買われ、「ヨコスカCIA」としての陰の任務があった。横須賀に駐留する米兵と日本人とのトラブル処理が、主な仕事だ。今回、その窓口となっている大佐からの依頼は、なぜか美人軍医を伴ってのものだった……!? 海辺に住み、愛艇を駆って相模灘を満喫する著者が描く、潮気に満ちた男と女の物語。 |
価格:400円(税込 420円) |
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泉への招待 |
三浦綾子 |
1987/10/20 |
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この書の題は、ヨハネによる福音書第四章一四節の「わたしが与える水は、その人のうちで泉となり……」による。これはキリストの言葉である。私の随筆はまずくとも、この中にちりばめられている聖書の思想や言葉が、どうか読んでくださる人の中で、泉となってほしいと願っての題である。〈あとがき〉より 真の慰めをもたらす温かい随筆集。 |
価格:600円(税込 630円) |
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ヨコスカ・ガールに伝言 |
喜多嶋 隆 |
1995/9/20 |
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万里村桂、26歳。生粋の湘南娘。ヨコスカCIAとしての顔を持つ彼女は、駐留する米軍から特殊な仕事を依頼されていた。今回の要請は、中佐の娘の家出捜査であった。父親は、「どうしようもない娘」と言うが……。桂はかつての時分を思い出し、さっそく彼女の足跡を辿りはじめた。勇んだ恋、控えた恋、人の生き方を海辺に暮らす男女の事件で描く“ライフスタイル小説”。 |
価格:600円(税込 630円) |
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雨 の 扉 |
薄井ゆうじ |
1998/10/20 |
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「雨さえ降れば……」「そう思っているうちは、あなたはここからは抜け出せない。雨なんて、自分で降らせるものよ」迷っている時間などない。自分で決めたことを信じて歩きつづけなければ……。絡み合う時空と人物が、読む者を心地好く幻惑する。人生の境目で、気づけば何かを失っているやるせなさと、それを乗り越える興奮を贈る、切なく温かい恋愛物語。 |
価格:600円(税込 630円) |
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離婚ごっこ |
山下勝利 |
1997/1/20 |
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男と女が結婚し、新しい生活がスタートする。問題はここから始まる。平穏、幸福な日常生活から生まれる“退屈”。妻たちが味わうやり切れなさと不満。離婚の大きな原因・夫の不義はなぜ起こるのか?「夫婦とはなんなのか。男と女という平行線はどこで交わることができるのか」。綿密な取材で、現代に生きる男と女の切なさを写しとった小説集。(『カードの欠けた家族合わせ』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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密 謀 |
西村 望 |
1994/6/20 |
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人間は誰でも殺される動機をもっている。京都郊外に『B・W・リサーチ京都』という謎の研究所が誕生した。小金持ちの軽食喫茶を営む近藤小一郎の出資である。所長・若狭芳樹と他の四人の幹部は、犯罪者であり、借金魔の会社員。儲かることなら脅迫も平気だ。ついには女事務員を絡めて、近藤を殺害、保険金を狙う。著者の名作『鬼畜』を彷彿させる人間の究極像。(『火食鳥は飛んだ』改題) |
価格:600円(税込 630円) |
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悲しくて明るい場所 |
曽野綾子 |
1995/10/12 |
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家庭、仕事、結婚、子育て、嫁姑……誰もがぶつかる問題に著者も無縁ではなかった。横暴な父に耐えた母。結婚相手に望んだたった一つのこと。仕事と子育ての両立のためにした選択。姑との同居……。人間の強さと脆さ、生きることの尊さと辛さ、幸福とは何か。人生は「悲しくて明るい場所」という著者が、ありのままに綴った二十四章。 |
価格:600円(税込 630円) |
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恋とは何か 君は知らない |
喜多嶋 隆 |
1995/5/20 |
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万里村桂、26歳、生粋の湘南娘。高校時代は祖父直伝の柔道の腕を生かし、不良女子校生退治をしていた。単身米国生活六年の後、逗子で友達の店を手伝う独り暮らし。そんな彼女には「ヨコスカCIA」としてのもう一つの顔がある。駐留する二千人近い米兵と日本人とのトラブル処理が、その主な仕事だった……。葉山に在って、自ら海にも乗り出す著者が描く潮気満喫の物語。 |
価格:600円(税込 630円) |
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