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人 蟻(ひとあり) |
高木彬光 |
1996/1/20 |
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安い原料から、莫大な利益を生み出す砂糖。その魅惑的な甘い汁に、蟻のように吸いよせられる人間の群れ。巨大な利益が悪を呼び、“犯罪”が芽生える。巨大資本の精糖会社の秘密が暴かれたのは、弁護士・百谷泉一郎の、刃物のように鋭い推理の冴えがあったからである。政界と癒着した、汚れた経済界の醜聞(スキャンダル)に百谷が挑む、高木彬光作品の本格経済推理の傑作! |
価格:600円(税込 630円) |
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あっちゃんの推理ポケット |
田中雅美 |
1985/9/15 |
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厚子の親友・美加ちゃんが、幼稚園から飛び出し、バスに轢かれて死んだ! みんなは、男の子が美加ちゃんをいじめたからだというけれど、あっちゃん(厚子)は納得できない。そこで、あっちゃんはママの助けを借りて、美加ちゃんの死の真相を調べはじめた……。新進女流作家が、史上最年少(?)の探偵役を起用した本格推理傑作! |
価格:600円(税込 630円) |
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消えた乗組員(クルー) |
西村京太郎 |
1985/11/20 |
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“魔の海”と恐れられる小笠原沖で遭難を伝えられた大型クルーザー「アベンジャー2世号」が発見された。船には九名が乗っていたはずだが、船内は無人で乱れた様子もなかった。用意されたままの朝食と、切り刻まれた無気味な後方マスト……十津川警部らは真相追求にのりだす。会心の海洋ミステリー力作! |
価格:600円(税込 630円) |
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指名手配 |
森村誠一 |
1991/2/20 |
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あの男は殺さなければならない。胡桃沢は、恨みをこめて国本多計彦の首を絞めた。彼こそがかつての恋人・詩子を横取りし、“コンピュータ結婚”した妻子を死に追いやった、張本人なのだ。詩子と共謀し、逃亡した胡桃沢。しかし、多計彦殺害の報道は全くなかった!? 限界状況に追い込まれた男の異常心理を描く、推理サスペンス傑作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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深夜の法廷 |
土屋隆夫 |
1996/10/20 |
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夫・秋葉洋平の不倫を目撃した妻・香江は怒りと屈辱を覚え、夫を綿密な完全犯罪計画によって社会から抹殺しようと考えた。この、罪を犯そうとする女性は一見、もろく傷つきやすい風情。しかしその虫も殺さない表情の下には、冷酷なものを秘めていた。――謎解きと独特のロマンティシズム、文学の味、つねにこれらを融合した作品を発表する土屋隆夫謹製の傑作推理小説。 |
価格:600円(税込 630円) |
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汚泥金脈 |
豊田行二 |
1994/8/20 |
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画家・松川正吉は貧しい。激安ハンバーガー店を脅した。「猫の肉を使ってるね。10万円出せば黙っている」と。指定した駅のホームに使いが来た。受け取る。500万円もあった。店に連絡すると、「金は出していない」。すると、先程の男が構内で刺された。夕刊は、大手公害企業の社員の死を報じている。総会屋の汚れた金の流れと、相次ぐ謎の死……。豊田行二の、もう一つの才腕。 |
価格:600円(税込 630円) |
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南紀・伊豆Sの逆転 |
深谷忠記 |
1991/2/20 |
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南紀・白浜で女性が毒殺され、その所持品から呼び出しの手紙が発見された。差出人はT・H。そして、手紙と同じイニシャルの男性が、「私がやりました」という遺書を残して潮岬で死んでいた。同じ頃、伊豆・下田を訪ねていた壮と美緒も、殺人事件に巻き込まれた。南紀と伊豆を結ぶ見えないラインとは!? 逆転トリックの本格推理傑作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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死刑台の舞踏 |
森村誠一 |
1993/12/20 |
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深夜の新宿公園。デザイナー・井草麻美子が暴漢に襲われた! 持田明は男を刺し、彼女と逃走。ところが、暴漢は、川崎の竹藪で絞殺死体として発見された! しかも、執拗に二人を脅迫した『目撃者』までが何者かに……。静浦署の志水刑事は、被害者たちが、中学時代に彼をいじめぬいた怨敵と知り、捜査を開始。やがて浮かんだ第三の男とは? 多重構成で描く長編本格推理! |
価格:600円(税込 630円) |
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大和路 鬼の雪隠殺人事件 |
和久峻三 |
1994/1/20 |
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奈良に遺る巨石「鬼の雪隠」のそばで、浅野警部が殺された! 赤かぶ検事は腰を抜かした。浅野の死を、発見前に、美貌の占い師・錦部一葉が克明に言い当てていたからだ。なぜ、彼女に予言できたのか? じつは、浅野と錦部は恋愛関係にあったらしく、奈良県警は錦部に嫌疑をかける……? 古都を舞台に起きる連続殺人。 |
価格:600円(税込 630円) |
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ニセコ・積丹殺人旅行 |
斎藤 栄 |
1995/1/20 |
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もと神奈川県警で名刑事と謳われた星月源吾は、退職後、妻の冴子と積丹半島一周の旅に出た。その夜、彼は同宿した中老の夫婦の訴えで、神威(カムイ)岬のトンネル内で起きた人妻強姦(レイプ)事件解明に乗りだす。被害者・浜川多美子は、高校の同級生・重松洋三が犯人だと言う。だが、重松には鉄壁のアリバイが……!? アッと驚くトリック。退職刑事の推理が冴える長編旅行推理(トラベル・ミステリー)。 |
価格:600円(税込 630円) |
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夜の指揮者 |
島田一男 |
1989/5/20 |
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東京から奥伊豆に乗り入れの決まった私鉄の用地買収にからんで、かつて満州を荒しまわった馬賊の頭目、去来老人の持つ広域な土地と、莫大な財産を狙う悪の触手……まず最初の犠牲者は、密室の浴室で発見された女性の半裸絞殺死体。そして第二、第三の殺人事件が!? 南郷弁護士が密室連続殺人の謎に挑戦! |
価格:600円(税込 630円) |
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危険な童話 |
土屋隆夫 |
1988/3/20 |
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「ねえ だれか わたしと遊ばない?」あるばん お月さまが お星様たちに 話しかけました……幻想的な童話と血腥い殺人。被害者は傷害致死で服役し、仮釈放されたばかりだった。人生の再出発を誓う彼が訪れた、従姉妹のピアノ教師の家。しかしここには何者かの冷酷な殺意が待ち受けていた。日本推理小説史上屈指の名作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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飛鳥殺人事件(上) |
深谷忠記 |
1996/2/20 |
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警視庁殺人班の刑事・宇津木冬彦は、有馬安正の妻から、捜査依頼をうけた。有馬は、高松塚古墳研究のため、飛鳥に行くと言って家を出たまま消息を絶っており、また謎の男から、有馬は既に殺されているという電話があったというのだ。宇津木が有馬のマンションを訪ねたころ、高松塚の近くで、男の首なし死体が見つかった! 殺人事件と歴史の謎を絡めた傑作長編! |
価格:500円(税込 525円) |
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飛鳥殺人事件(下) |
深谷忠記 |
1996/2/20 |
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有馬安正は死体となって発見され、その首は、岩手県江刺市を流れる人首川で発見された。宇津木は、有馬と高松塚古墳の被葬者について論争を展開していた藤辰彦をマークするが、藤には絶対のアリバイがあった。そして事件の鍵を握る女性が、飛鳥の蘇我入鹿の首塚で絞殺体となって発見された! 壮大なスケールと斬新な謎解きで挑む本格推理小説完結編! |
価格:500円(税込 525円) |
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長崎居留地二十五番館 |
和久峻三 |
1993/2/20 |
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愛知県の屋外博物館・明治村で、女性の絞殺死体が発見された! 浮かび上がった容疑者は、彼女と同棲していた森岡武司。だが、推定犯行当日、森岡はほかならぬ赤かぶ検事に暴行を加え、勾留されていたのだ……!? 無罪か? 偽アリバイ工作か? はたして、証人として法廷に立った赤かぶは、アリバイ立証に一役買うが?(表題作) 本格法廷推理の傑作シリーズ! |
価格:600円(税込 630円) |
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悪魔の系図 |
島田一男 |
1987/11/20 |
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ご存じ、南郷次郎弁護士。女好きの彼は、飲み屋で知り合った若い女の住むアパートに同行した。が、女が麻薬常習者であることが分かって南郷はそのまま帰ってしまう。翌日、その女の変死の報せを受けた。女は越後で有数の資産家、若月家の三ツ児姉妹の次女であった。――町の九割の土地を持つ若月家の惨劇の幕は開いた! |
価格:600円(税込 630円) |
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破戒裁判 |
高木彬光 |
1995/11/20 |
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殺人と死体遺棄の疑いで起訴された男・村田和彦。そして、彼の容疑を晴らすべく、検察と対峙する弁護士・百谷泉一郎。最初から最後まで法廷一場面のみ。数日間の公判で繰り広げられる、息詰まる論戦。そして「破戒裁判」が示すものは何か。果たして百谷は被告人を救えるのか? 著者が「もっとも気魄を込めた」と自認し、法廷推理の先駆けとなった歴史的傑作。 |
価格:700円(税込 735円) |
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零下四十一度の義経伝説 |
辻 真先 |
1995/9/20 |
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北海道の過疎の町涙別で、源義経にまつわる古文書が発見された。東北で殺されたはずの義経が、北海道へ渡っていたという資料である。編集プロダクションの服部健太郎に依頼された仕事は、伝説をつかった村興し。――義経の亡霊から脅迫状! 氷の洞窟内での殺人! 数々の奇怪な事件。犯人はいったい誰なのか? 零下41度の義経伝説、その真相は……? |
価格:600円(税込 630円) |
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空中の選択 |
福本和也 |
1997/4/20 |
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「おもしろい人生だった――」漁船でひしめき合う“海の銀座”で、一枚のメモ紙が、腐乱死体から見つかった。身元は、かつてS商事でベトナムに赴任して以来、消息不明となっていた秋元厚朗だった。誘拐? 逃亡? そして自殺? しかし、空白の21年間には、戦うことで自分を見つけようとした男の意外な事実が眠っていた――。航空小説の第一人者が贈る感動の遺作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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死線の風景 |
森村誠一 |
1991/7/20 |
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著者自らが数ある短編小説の中から精選、人間社会を鋭く見据えた十一編を収録。この一冊で、森村誠一の世界が見える。 兄・野上正男は、苛酷な新人社員特訓に殺された。速水正吾は、兄の仇を討つべく、二年後、同じ化粧品会社に入社した。標的は、合宿研修で正男の班長だった大津だ! 正吾は忠実な部下を装い、大津を追いつめていく。(「企業特訓殺人事件」)(『森村誠一自選傑作短編集』改題) |
価格:800円(税込 840円) |
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