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となりのカフカ |
池内 紀 |
2004/8/20 |
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カフカというと、イメージがきまっている。大きな目。そげた頬、悪魔のように尖った両の耳、かたくむすんだ唇。(中略)そういえば、実にへんてこな小説を書いた。ある朝、目を覚ましたら虫になっていた男の話。(中略)あのカフカである。悪い夢に出てきそうだ。小説そのものが悪夢じみている。(中略)しかし――そうではない。イメージがまちがっている。まるっきり、ちがうのだ。(第1章より) |
価格:700円(税込 735円) |
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殿様ごっこ |
山口洋子 |
1992/1/20 |
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女と男が本音と嘘で化かしあう夜の銀座。酒場「デルタ」では今夜も“銀座の恋の物語”がくりひろげられる。――「夜分、お邪魔しちゃって」と妙なあいさつで、二人のお伴を従え、店に入ってきた若い男。この財閥の御曹司(おんぞうし)が、アルバイトホステスを見初めて大人の女に仕立てたのだが……。夜の修羅場(しゅらば)を四分の一世紀生きぬいた著者が描く、粋(いき)で悲しい大人の恋……。 |
価格:500円(税込 525円) |
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飛ばし |
田中周紀 |
2013/1/20 |
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「飛ばし」とは含み損が発生した有価証券を決算期の異なる企業に簿価(購入時の価格)で一時的に引き取ってもらい、決算期を越えたら買い戻す取引のこと。時価会計基準の導入以降、「飛ばし」は過去のものになったはずだが、オリンパス粉飾決算事件によって再び世の注目を浴びる。「飛ばし」で問題の隠蔽を図る日本企業の経営者の体質と、金融工学を駆使し、そうした日本企業を食い物にしてきた外資系金融機関の実態を暴く。 |
価格:790円(税込 830円) |
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とびっきり奇妙にこわい話 |
阿刀田 高/選 |
2000/7/20 |
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瀟洒(しょうしゃ)な家の出窓に置かれた縫いぐるみが一つ減るたびに、恐ろしい出来事が……(「不審火」)。不自然な退職をした女性の驚愕の秘密とは……(「豹変」)。少女のころ遭遇した、脚が土に埋まった得体の知れぬ女の子の話――(「そばにいる」)。一般応募の中から作家・阿刀田 高が厳選した39点を収録。「寄せられた『体験』」シリーズ、ついに登場です。 |
価格:500円(税込 525円) |
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土俵を走る殺意 |
小杉健治 |
2007/3/20 |
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大関・大龍(だいりゅう)が横綱推挙を辞退! 前代未聞の事態に世間は騒然となった。酒癖が悪く品位を保つ自信がないとは上辺(うわべ)の弁明に過ぎない。その奥に隠された驚くべき真実とは……。昭和42年、輝かしき高度経済成長の真只中。しかし、繁栄の裏には様々な不正があった。中学卒業後、東北の田舎から角界入りした一力士の動向が戦後日本の闇を焙り出す。社会派ミステリーの傑作。 |
価格:600円(税込 630円) |
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飛ぶ教室 |
ケストナー 丘沢静也/訳 |
2006/9/20 |
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孤独なジョニー、弱虫のウーリ、読書家セバスティアン、正義感の強いマルティン、いつも腹をすかせている腕っぷしの強いマティアス。同じ寄宿舎で生活する5人の少年が、先生の正義さん、謎のピアニスト禁煙さんとの交流の中で、友情を育み、信頼を学び、成長していく物語。大人と子供の深い友情とユーモアに心温まる。『エミールと探偵たち』など児童文学で有名なドイツの国民作家ケストナーの代表作。(『DAS FLIEGENDE KLASSENZIMMER』改題) |
価格:400円(税込 420円) |
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翔べ!貴族警部 |
胡桃沢耕史 |
1994/6/20 |
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従三位の位を持つ二條夕霧麿警部は、即位の礼の警備責任者に抜擢された。彼は光源氏の末裔で、女に不自由したことのないハンサムボーイだ。式当日に向けて京都では不穏な空気が漂うなか、鴻丸家の子供が誘拐された。犯人から交渉相手に指名された夕霧麿警部が受けて立つ、前代未聞の取引とは……!? 直木賞受賞作家が展開巧みに魅了する長編推理小説痛快作!(『翔べ!従三位夕霧麿警部』改題) |
価格:400円(税込 420円) |
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トマトの味噌汁 |
東 理夫 |
2000/2/20 |
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「大好きなトマトの味噌汁!? その究極の食べ方は?」「思い出の五目中華そばはいずこに?」「卵料理に関する考察、そして、卵かけご飯の最高の友とは?」――幼い頃から食べることに眼がなかった著者が探し、食し、作った、美味しいものへ、愛情と感動をこめて、書きつづる! 食べることの楽しさをとことん追求した、くいしんぼエッセイ! |
価格:400円(税込 420円) |
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巴(ともえ)御前(一) |
松本利昭 |
1989/11/20 |
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源平の昔、今より、八百年以上も前に、本邦随一の美貌の女武者が存在した。この本は、正室の座よりも愛一筋に生きようと共に戦場を駆けめぐった女性の、愛と武勇に生きた絢爛(けんらん)華麗な物語である。〈全三巻〉 |
価格:500円(税込 525円) |
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巴(ともえ)御前(二) |
松本利昭 |
1990/1/20 |
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「戦(いくさ)とは策なり。戦わずして勝つ事なり」――愛する木曽義仲の身を守る女武者・巴(ともえ)御前は、海内無双(かいないむそう)の勇者であるだけでなく、常に策を巡(めぐ)らすことをも心掛けた。これは天下第一の美女、波瀾(はらん)の合戦記である。〈全三巻〉 |
価格:500円(税込 525円) |
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巴(ともえ)御前(三) |
松本利昭 |
1990/3/20 |
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燦然(さんぜん)と輝く黄金(こがね)づくりの天冠(てんかん)を額につけた巴(ともえ)御前は、この国を一人でしろしめす院政という名の独裁政治を国民(くにたみ)の大衆僉議(たいしゅうせんぎ)による新しい国づくりに変えるべく、愛する義仲(よしなか)と共に都入りを果たしたが……。〈全三巻〉 |
価格:500円(税込 525円) |
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友よ、もう会うこともないだろう |
喜多嶋 隆 |
1992/3/20 |
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「ドライ・ジンのような小説を書きたいと思った。スコッチのようなミステリーでもない。バーボンのようなハードボイルドでもない。ドライ・ジンのようなアクション小説。正確にいえば、ドライ・ジンでつくったジン・トニックのような物語(ストーリー)」(「あとがき」より)ロス、カリブ、ハワイ、グアム……、強敵との一期一会の勝負を求める青年ギャンブラーの旅!(『プール・バーで待っている』改題) |
価格:500円(税込 525円) |
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とやま地獄谷殺人事件 |
中津文彦 |
2005/11/20 |
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警察庁から極秘任務を与えられ、風間昭平は富山中央署に赴任した。その直後、石川県との境にある倶利伽羅(くりから)峠付近で、富山市内に住む資産家の他殺死体が発見される。目撃者は、朝もやの中で鎧武者(よろいむしゃ)が血刀(ちがたな)を振りかざしていたと証言。犯人は落武者の亡霊なのか? 特命で風間が追う“T作戦”との関連は!? 雄大な北アルプスを背景に、人情派・風間が犯人を追う! |
価格:500円(税込 525円) |
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ドラゴン・フィッシュを釣りあげろ |
喜多嶋 隆 |
1993/9/20 |
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湘南葉山で生まれ育った沢村航太郎は大学卒業後、亡父が遺した一隻の釣り船でかつての船頭ガモさんとともに釣り船屋を再開した。ある早朝、森戸の浜で背中に包丁が刺さった男の死体が発見された。包丁の柄には〈ガモ〉の文字。そして、死体脇の湿った砂には、被害者が書いたと思われる謎の欧文が…!? 爽快喜多嶋ワールドにミステリーが融合した新境地第二弾! |
価格:600円(税込 630円) |
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トラップ・ハウス |
石持浅海 |
2012/5/20 |
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大学卒業を間近に控えた本橋大和は、級友たちと車2台に分乗し、郊外のキャンプ場に出かけた。先乗りしたはずの幹事の姿は見えないが、チェックイン済みのトレーラーハウスに向かう。見慣れない宿泊施設に興奮した9人全員が中に入って、そのドアが閉まったとき、復讐劇の幕が開いた――。息詰まるような空間にちりばめられた卑劣な罠。緻密な論理戦。デビュー10周年を迎えた石持浅海が、原点に立ち返った、新たな傑作! |
価格:1000円(税込 1050円) |
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撮られる彼女たち |
片岡義男 |
1993/8/20 |
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ふとしたことからカメラを手に入れた僕は、その日から女性の写真を撮り始める。ファインダーをのぞき、シャッターを押し、一瞬のストロボ光の鋭いきらめきのなかに女性の魅力を見る。そこには、つねに距離があって、体との具体的な接触はいっさいない。でも、やがて迎える不思議なオーガズム――カメラを通しておとなになっていく、僕と8人の彼女たちの物語。 |
価格:500円(税込 525円) |
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とりあえずの殺人 |
赤川次郎 |
2003/12/20 |
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表向きはごく平凡な家庭に見える早川家。しかし、その実態は……。母親は大泥棒、長男は殺し屋、美人の長女は詐欺師で、マジメな次男は弁護士、キマジメな末っ子は刑事なのだ! そんな奇妙な五人が、なぜか、洋品会社の社長をめぐる衝撃の連続殺人事件につぎつぎに巻き込まれて、喜劇プラス殺人劇がくり広げられていく! 『ひまつぶしの殺人』『やり過ごした殺人』に続くシリーズ第3弾! |
価格:600円(税込 630円) |
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「とりあえず」の魔法 |
中山庸子 |
1998/7/20 |
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落ち込んでいる“イライラする”さみしい……etc. そんなちょっとした気持ちのつまずきから立ち直るには? 著者自らも実践する50の「とりあえず」の方法を紹介! 「とりあえずシャンプー・ブロー」「とりあえずズル休み」「とりあえずチョコレート」など、誰でも気軽にできて、心が晴れてくる。読めば元気になるハッピー・エッセイ! |
価格:400円(税込 420円) |
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取 調 室 |
笹沢左保 |
1996/9/20 |
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佐賀市内のホテルで全国学生テニス選手権優勝者・小田垣悦也の撲殺死体が発見された。死体発見の数時間前、慌ただしく同ホテルをチェックアウトした父・光秀に疑惑が集まる。“取調べの神様”の異名を誇る水木警部補が登場! ところが、悦也の死亡時刻に光秀が北海道にいたという鉄壁のアリバイ! 敏腕取調官と冷徹な被疑者との息をのむ攻防。会心の推理傑作。 |
価格:500円(税込 525円) |
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取調室2 |
笹沢左保 |
1997/11/20 |
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佐賀県有田町で女性の死体が発見された。現場での目撃証言から、不審な女性が別件逮捕される。被疑者・香山弓江は一世を風靡した美貌のスター歌手であった! だが、被害者との接点は皆無。“落としの達人”水木正一郎警部補の執拗な聴取にも、弓江は完璧な答弁を見せ、事件は暗礁に乗り上げた……。最新の科学捜査を駆使して捜査官と被疑者の死闘を描いた傑作。 |
価格:500円(税込 525円) |
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